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パチンコ業界激震!必ず儲かる「錬金術」があった

パチンコ業界激震!必ず儲かる「錬金術」があった

パチンコやパチスロは、いっときプラスになっても最終トータルはマイナスというのがいつものパターン。だがこのパチンコやパチスロで、客が確実に儲かる方法が登場し、今、業界が大揺れだ。その秘密は、パチンコやパチスロの景品に使われている「金」。現在、国際的に金相場が高騰しており、一部の地域のパチンコ景品で使われている「金」が、流通している価格以上の価値になってしまったのだ。

パチンコやパチスロで運よく勝った客のほとんどは、出玉やメダルを「特殊景品」に交換し、それを現金に換えるのが普通だ。ところが特殊景品を現金に換える場合、店によって換金率が違い、パチンコ玉1個を借りたときと同額の1個4円で買い取ってくれる店もあれば、1個3円とか2.5 円の店もある。普通、大当たり1回で1,500個の玉が出るとして、等価交換の店なら6,000円、3円交換の店なら4,500円というわけだ。

この出玉やメダルを交換する際に店から手渡される「特殊景品」は、地域や店によって違い、ボールペンだったりライターの石だったり、ずしりと重い文鎮だったりと、実際の価値とは関係のないものがほとんどだった。

これを東京のパチンコホールでは1,000円なら1,000円の価値がある景品にするため、1990年代の初頭から景品を金つまりゴールドに統一し、金1グラムを2,500円、0・3 グラムを1,000円として、ゴールドのメダルやバーを埋め込んだ景品を「特殊景品」として流通させることにした。

換金額が6,000円なら、1グラムのゴールドが入った2,500円の景品2個と0・3 グラムのゴールドが入った1,000円の景品1個をパチンコ店から受け取る仕組みだ。このシステムができたころ金相場は1グラム2,500円もしなかったのだろう。誰もこの「特殊景品」をケースから取り出して、金そのものとして売買するなんてことは考えず、パチンコホールの近くにある景品交換所でそのまま現金と換えていた。

ところが時代は移り変わり、去年の米国サブプライムローン問題をきっかけに金相場がぐんぐん上昇してきたのだ。当然、パチンコホールで手渡される「特殊景品」のゴールドの価格も跳ね上がり、今では2,500円相当の景品1個が実際には3,300円超の値がつくほど。これに目を着けたのが、ホールで玉やメダルを借りそのまま「特殊景品」に交換してしまう連中だ。

たとえばこんな具合だ。等価交換の店でまず1万円分のパチンコ玉やスロットメダルを借りる。パチンコ玉なら2,500個。スロットなら500 枚となる。これをそのまま景品と交換してしまう方法だ。何も問題がなければ2,500円と交換可能な「特殊景品」4枚が手元にくる。

ただし、これをパチンコホールの交換所に持ち込んでも1万円にしかならない。だが、金1グラムを3,300円と考えれば4枚で13,200 円となる。つまり、換金先を変えるだけで1万円が13,000 円以上になるというわけだ。これが10万円なら3万円の儲けになる計算だ。

だが、果してそううまくいくのか。一度でもパチンコやパチスロをやった経験のある人ならわかるが、1万円分の玉を借り、それを一度も遊ぶことなく景品と換えるという作業はなかなか勇気がいる行為だ。

このニュースを報じた朝日新聞によると、交換所の前で「特殊景品」を直接買い取る「商談」をする人物も現れているそうだ。一旦出玉を「特殊景品」に換えたら、それを誰に売ろうが勝手だが、パチンコホールにとっては頭の痛い問題だ。

「その話なら知ってるけど、オレのところにはまだ誰も声かけてくれないね。2,500円の大景品を3,000円で買い取ってくれるんなら、即売っちゃうよ。さすがにパチンコをやらずに、すぐに玉を景品に換え、それをそのまま自分で売りにいく勇気もないけど……」と、言うのは新橋を根城に毎日パチンコを打っている会社員のサカイさん(20代後半)。

かつては30兆円産業などといわれたパチンコ・パチスロ業界だが、ここのところファン離れが激しいという。チェーン店が潰れたり、廃業や転業を余儀なくされる中小のホールも少なくない。そんな業界を直撃した「特殊景品」騒動。まだまだ尾を引きそうだ。(取材/XIXOX倉持ケンジ)


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