HHH&ショーン・マイケルズのDX、もちろん、最後はお決まりのポーズでWWE日本公演初日を締めた!

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2月11日(祝・月)、有明コロシアムで開催されたWWE『RAW ROYAL RUMBLE TOUR』。2006年10月の『RAW and ECW LIVE@BUDOKAN』以来、約一年半ぶりとなった日本公演には、7650人のファンが集結、DX(HHH、ショーン・マイケルズ)、ランディ・オートン、クリス・ジェリコ、リック・フレアー、ジェフ・ハーディら、RAWの現行ベストメンバーによるパフォーマンスに酔いしれた。

メインイベントでは、DXとして来日を果たしたHHH&“HBK”ショーン・マイケルズが、ウマガ、ウィリアム・リーガルと対戦した。試合は、“HBK”コールや“レッツゴー・ハンター(HHH)”コールに加え、かつてWWEに参戦していたTAJIRIとの師弟コンビの名残から、リーガルへの“師匠”コールも発生するなど、大盛り上がりの中でのゴング。そのリーガルは、HBKとの絡みでお尻を丸出しにするなど、普段のGMキャラとは異なるコミカルな一面を垣間見せ、ファンを喜ばせた。

しかし、抜群の連携で試合を決めたのはDX。最後は、HBKのスウィート・チン・ミュージックでウマガとリーガルを分断させると、HHHがペディグリーでリーガルからピンフォール勝ちをスコア。試合後には、二人が自ら鉄柵を乗り越え、客席へとなだれ込みファンサービス。ファンとハイタッチを繰り返すと、これにはファンも狂喜乱舞。日本公演初日は予期せぬファンサービスで幕を閉じた。

また、第7試合では、約2年ぶりにWWEへと復帰した“Y2J”クリス・ジェリコが、現WWEヘビー級王者ランディ・オートンとベルトを懸けて激突。次回のWWE・PPV、ノー・ウェイ・アウトでは、ジョン・シナの挑戦を受けるオートンにとっては、何が何でも負けられない一戦となった。

試合は、オートンが姑息な手段を駆使した戦いに終始するのではとの見方もあったが、蓋を開けてみれば30分近くにも及ぶ大熱戦。ジェリコは、ウォールズ・オブ・ジェリコで何度もギブアップを迫り、オートンのRKOを一度は返すなど、ファンの声援をバックに大ハッスル。それでも王座奪取には至らず、最後はこの日2発目のRKOで3カウントを献上したが、試合後にもジェリコに制裁を加えるオートンにコードブレイカーを炸裂させ、ファンの溜飲を下げた。

その他にも、WWEオーナー、ビンス・マクマホンより“負けたら引退”という厳しい条件を突きつけられているリック・フレアーがMr.ケネディを足四の字固めで退け、更には、シングルプレーヤーとして、いよいよWWEトップ戦線へと躍り出たジェフ・ハーディが、スニツキーをスワントーンボムで下し、インターコンチネンタル王座を防衛した。

■全試合結果は下記の通り

メインイベント
DX(HHH、ショーン・マイケルズ)
vs ウマガ、ウィリアム・リーガル
HHH○[19分50秒/ペディグリー→片エビ固め]×リーガル

第7試合 WWEヘビー級王座戦
【王者】ランディ・オートン
vs 【挑戦者】クリス・ジェリコ
○[29分52秒/RKO→片エビ固め]×


第6試合 WWE女子選手権試合
【王者】ベス・フェニックス
vs 【挑戦者】ミッキー・ジェームス
○[13分/フィッシャーマンバスター→片エビ固め]×


第5試合 シングルマッチ
リック・フレアー vs Mr.ケネディ
○[13分52秒/足四の字固め]×


第4試合
カリート vs ブライアン・ケンドリック
○[9分46秒/バックスタバー→片エビ固め]×


第3試合 インターコンチネンタル王座戦
【王者】ジェフ・ハーディー
vs 【挑戦者】スニツキー
○[7分18秒/スワントーンボム→片エビ固め]×


第2試合
チャーリー・ハース vs D.H.スミス
○[9分42秒/ジャーマンスープレックスホールド]×


第1試合 世界タッグ王座戦
【王者組】ハードコア・ホーリー、コーディ・ローデス
vs 【挑戦者組】ランス・ケイド、トレバー・マードック
○ホーリー[8分54秒/アラバマスラム→片エビ固め]ケイド×