Fカップ小学生・紗綾を発掘した写真家・会田我路が、U-17市場を斬る!
2008年02月10日09時00分 / 提供:日刊サイゾー
ジュニアアイドル業界で過激な衣装、演出競争が始まったきっかけとなったのは、当時中学生のしほの涼が当たり前のようにパンチラを披露している、2005年2月発売のDVD『Snappy!』と写真集『りょうおもい』(ともに心交社)とされている。だが、ブームといえるほど状況が加熱するまでには、その後1年ほどのスパンがある。その間に、Fカップ小学生こと紗綾がデビューし、ネットでの盛り上がりを皮切りに、彼女は深夜番組出演や「週刊プレイボーイ」(集英社)などメジャーグラビア誌へも進出し、後のジュニアアイドルブームの礎を築いていった。その紗綾を見いだしたのが、写真家・会田我路氏だった。
以降、会田氏はTバック小学生や手ブラ中学生など、過激なU- 17作品を次々と発表。しかし今、 過激な演出ばかりに頼るジュニアアイドル業界の姿は、氏の目にはどう映っているのだろうか?
――まずは、ジュニアアイドルが注目されるきっかけとなった、紗綾の作品を撮影された経緯を教えてください。
会田(以下、会) 彼女の所属事務所から紹介されたのが最初ですね。事務所はほかの女の子と3人セットで売り込んできたけれど、 僕は紗綾ちゃんを見た時に、この子は絶対売れる、と思ったんですよ。というか、彼女しか売れないだろうと思った。
――彼女のブレイク後、業界にはAV業界からスタッフが流入し、過激な露出・演出競争が高まり、そして現在は摘発が相次いでいます。この状況について、どう思いますか?
会 こういったDVDは書店で売られるわけではないから取次との交渉が不要で、出版コードがなくてもショップに置いてもらえるから、売れるとわかった途端、金の亡者たちがどどっと集まったということなんでしょうね。AV業界の人たちが進出してこなければ、 今のように過激路線を突き詰めて、逮捕者が出るようなことにはならなかったんじゃないでしょうか。 フェラチオを連想させるようにバナナを舐めさせたり、精液をイメージした白濁液をぶっかけたり、 ローションを体に塗ってマッサージしたり……そういったAVもどきの作品を作るのは、やめてほしいです。非常に迷惑していますよ。僕も確かに女の子がTバックの水着を着たDVDなどを制作しましたし、雑誌などで糾弾されることはあるけれども、いっさいAVもどきはやらない方針でやってきました。
――ぶんか社がU-17作品の制作から撤退した理由は警察から警告されたからだという話を聞いたことがありますが……。
会 ぶんか社にそういった警察からの連絡は、一切入っていません。あれは完全な自主規制でした。ぶんか社はU-17作品以外にも、ファッション雑誌などを多数発行しています。ただ、僕のU-17作品が突出して売れてしまった結果、 マスコミから批判が集まるようになってしまいました。「週刊文春」(07年2月22日号)などの週刊誌に、ジュニアアイドル作品の批判記事を書かれた時点で、そのほかの雑誌に入る広告に影響が出ると困るので撤退したということです。
――なるほど。自主規制をするメーカーがある一方で、業界内では未成年者を対象に淫らな撮影をしたなどとして児童福祉法違反の疑いで逮捕者が現れている状況です。報道されている情報によれば、いずれの事件も撮影以前の段階で、 モデルの少女側と制作側に契約の相互理解が十分なされていなかったことに原因があると思われますが、会田さんは、モデル側とは、 どういった契約をされているのでしょうか?
会 モデルが未成年の場合は、撮影前にまず年齢確認と親御さんからの許諾を取ることを徹底しています。たとえば小池凛さんにかんして言えば、彼女の両親に僕の事務所までお越しいただいて、Tバックを含む水着の撮影ということをすべて説明した上で、許諾書をもらいました。撮影現場に同行される親御さんもおられますよ。
――小学生の大西杏奈が着たVバック水着や、中学生の小林万桜による手ブラポーズなど、会田さんの作品の過激な衣装やポージングについて「児童ポルノ法違反になりかねない」という意見もありますが、そのことについてはどうお考えですか?
会 顧問弁護士から指導を受けたぶんか社の責任編集者との話し合いで、水着であればTバックであれVバックであれ法律の範囲内である、という結論に達しました。 下着はNGです。手ブラは衣服をまとっていることになりませんから、法的には絶対ダメですし、撮っていません。ただ、水着を手で隠して撮れば、手ブラに見えますよね? カメラマンのテクニックですよ。昔からある手法です。
いつかまた“無名の美少女”を撮りたい
――「ガロマージュ」「ガロインパクト」など「我路」の名を冠したDVDメーカーが多数ありますが、写真集だけでなく、DVDもご自身でビデオカメラを回して撮られてるんですか?
会 いえ、僕はあくまでスチールカメラマンです。実は、僕が撮影している横で、同時にビデオカメラのカメラマンがカメラを回しているんです。僕の名前がついていても、あれは僕の会社ではありません。DVDのブランド名です。
――では、DVDがどれだけ売れても、会田さんには印税は入ってこないんですか?
会 そんなことはないですよ。たとえば、写真集を撮影する時点で、僕は出版社から「この子の写真集を撮影してほしい」と依頼される形よりも、タレント事務所から依頼されることのほうが多いんですね。そして、僕が出版社を探してあげる。つまり、タレント事務所と僕の事務所の契約、そして僕の事務所と出版社との契約がある。 さらにDVDも出そうということになったら、DVDメーカーとも契約して、撮影に同行してもらう。タレント事務所と出版社あるいはメーカーが、直接の契約を結んでいるわけではないんです。撮影経費は、僕の事務所から出費し、撮影終了時か、商品の内容検証が終了した段階で、取っ払いでギャラをタレント事務所にお支払いします。こういう制作方式でやっているものですから、そもそもU-17の作品を撮り始めたのも、単純に予算的な理由からだったんですよ。
――というと?
会 数年前、写真集のバブルがはじけて、予算が取れなくなった。 僕はネットでのデジタル写真集配信をメインに移行しましたが、有名なモデルやタレントを撮ると、 ギャラが高額なため、ネット配信では採算が合わないんです。比較的少ない予算でできるものを探したときに、以前からテーマとして撮り続けていた 無名の美少女 という素材をメインに作ればいいんじゃないか、と考えたんです。 でも、ジュニアアイドル業界は、 この一年で大きく変わってしまった。もう、U-17の美少女たちを撮ることは難しいでしょうね。今撮影しているモデルは、18歳以上の巨乳ちゃんが多いです(笑)。
――今後、U-17の作品を撮る予定はないのですか?
会 依頼があれば撮りますが、仮に商品を作っても、出版社側の自主規制により流通できませんので、作っても仕方ないんです。僕はもう、07年の夏以降、U-17の作品は撮っていないんですよ。先ほども話題に出た「ガロマージュ」「ガロインパクト」などのメーカーからは引き続きDVDが出ているので、よく誤解を受けますが……。 DVDは、撮影からリリースされる間に約半年かかります。「DVDナビゲーター」という業界雑誌に、リリース予定日の3カ月前にはジャケ写と紹介文を出さないといけないので、最速でも4カ月前には撮影していないと、リリーススケジュールを組めない。ぶんか社は07年の3月で、写真集もDVDもU-17からは撤退することになったんですが、その時点で、すでに9月まで発売予定のDVDの撮影が済んでいた。そこで、僕の事務所で作業を受け継いで、事後処理に専念しました。
――最後に、U-17というジュニアアイドルの市場は、もう終幕へ向かっているのでしょうか?
会 いや、AVもどきの作品さえ淘汰されれば、まっとうなタレント作品を出していくことは、再び可能になると思いますよ。また、 早くそうなることを望んでいます。
(岡沢宏志─構成/「サイゾー」2月号より)
あいだ・がろ
1949年生まれ。東京写真専門学園商業写真学科卒。25歳より、フリーコマーシャルカメラマンとして活躍。ダイアナ靴店、シャルルジョルダン、日本石油、富士通、グンゼ、サントリーなどの広告写真を手がける。1983年に渡仏し、アーティストとしてフランス『PHOTO REPORTE』誌、『NEWLOOK』誌等から掲載依頼され、数々の写真を発表。以後、国内でも女性写真を題材に写真集を発表、現在まで約300冊以上を出版。 ネット上には1000冊を超えるデジタル写真集がアップされている。
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