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08年の競馬界を「アッ!」といわせる5人のホースマン【1】

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08年の競馬界を「アッ!」といわせる5人のホースマン【1】
「今年の俺は違うよ」岩田康誠は貪欲にリーディング獲得を狙う。(写真=西原敏弘) 写真一覧(2)

去年は豊さんに勝とうなんて思ってなかった…

岩田康誠(いわた やすなり)
74年3月12日生まれ。兵庫県出身。91年、兵庫競馬・清水正人厩舎よりデビュー。ケイエスヨシゼンで兵庫アラブ三冠を制すなど、兵庫県競馬のトップジョッキーとして、通算13099戦2941勝を挙げる。02年からは積極的に中央競馬にも参戦。04年には、デルタブルースで菊花賞を制覇。地方所属騎手が中央馬に騎乗しての初のGI制覇となる。06年3月、JRAに移籍。初年度から126勝を挙げ、全国リーディング3位。2年目となった昨年は、宝塚記念(アドマイヤムーン)で移籍後初のGI制覇を達成。1月27日終了現在、地方所属時代を含めたJRA通算成績は2991戦408勝(うち重賞13勝)。


「中央に移籍してきたら、たぶんリーディング獲るんちゃうか」
 04年ごろだったか。複数の競馬関係者から、こんなセリフを幾度となく聞いた覚えがある。はたして彼らがどれだけ本気でいってたのかは定かではないが、少なくとも絵空事ではなかったのは事実だ。

 06年3月、岩田康誠は約15年間在籍した兵庫県競馬から中央競馬へ移籍した。初年度から126勝を挙げ、全国リーディング3位に。そして07年、5月の初旬あたりから独走状態に入ると、8月12日終了時点では2位の武豊との差を24勝にまで広げた。
 この年、確かに武豊には、年明けから5日間の騎乗停止(前年の香港競馬での斜行による制裁)というハンデがあったが、それにしても、である。1年の半分を過ぎてなおの大差に、関係者たちの冒頭のセリフが思い出された。
 結局、最後には11勝差で2位となったけれど、岩田にも9月から10月にかけて二度の騎乗停止(計開催8日間)があった。つまり──全国リーディングトップの座は、もはや武豊の指定席ではないのだ。トップをひた走った07年上半期、岩田自身はどんな思いで、その順位を受け止めていたのか。

「俺、トップやんか〜って(笑)。そりゃあ意識はしましたし、もちろんそのまま突っ走りたかったですよ。でもまだまだ技量が足りないから、抜かされて当然だったんです。ただ、意識するしないとは別に“ユタカさんに勝とう”なんてコレっぽっちも思ってなかった…去年は。でも今年は違う、今年は違いますよ! …たぶん(笑)。パッと見ただけじゃわからないかもしれないけど、去年とは乗り方が全然違うはずです。競馬に向かう気持ちがまず違うから」

 と、半分茶化しながらも、リーディング獲得への意欲を見せた岩田。今年は違う──さっそくその自信の源に迫ってみたい。(次のページへ

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08年の競馬界を「アッ!」といわせる5人のホースマン【1】
今年早くも重賞3勝。「今年こそ…」その想いは着実に現実へと近
   
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