初音舞プロ
◆前回のあらすじ

 さて、第1回講座では渡辺洋香プロに麻雀の基本を、第2回講座では手塚紗掬プロに捨牌の選び方を教えていただきました。いわば山登りの基本と、足の進め方を教わったようなもので、ここからは「どういうルートで山を登るか」が重要になってきます。これまでにも何度か話が出ているとおり、麻雀には「役(やく)」があって、最終的な牌の並び方=役によって、点数がぜんぜん違ってくるのだそうです。というか役がない場合は、基本的にあがれない! だから、この役をどうやって作るかが、ある意味、麻雀の最大の醍醐味なんだとか。

 “大人のオンナ”に成長することを目指して、プロに麻雀を教えていただくこの企画。今回は、初音舞(はつねまい)さんに、「役」の基本を教えていただきました。

◆いよいよ麻雀の「役」を覚えることに

 今回は、近々実際にゲームすることを意識して、基本の「役」を覚えることになりました。いつもの会議室で麻雀講座がスタート。今回お招きしたプロ雀士は初音舞さんです。

 なんと、初音さんは「第1回世界麻雀選手権大会」で優勝されており、「世界チャンピオン」なのだそうです。世界チャンピオンに麻雀を教えてもらえるとは! 今日は気が抜けないなあ、と緊張しつつ初対面。ところが実際にお会いしたら、底抜けに明るい方でした。笑い話を織り交ぜつつ、スムーズに明るくキビキビと喋る口調は、まさに先生そのもの。スタイル抜群の長身にメガネと指示棒というコスプレ(?)も見事に似合っています。後で聞いたら、レースクイーンのお仕事をされてた時期もあるとか。うーん、納得です。

 さてそういうわけで、まずは元気に初音舞さんの挨拶から始まりました。

 「はい! 今日はヨロシクお願いしますね!(満面の笑み)」

---こ、こちらこそよろしくお願いいたします。え〜とですね、今までの先生からも、何度かキーワードとして“麻雀には『役』が必要”と聞いてきたんですけど、これについて今回は詳しく教えてください。

 「了解です! まず、これまでのセンセイが説明してきたとおり、麻雀で上がるには『役』が必要です。この役というのは、『牌の組合せ』のことですね。トランプのポーカーだったら、ワンペアとかツーペアとかフルハウスとかの“役”があるけど、それと同じです。よりキレイな並び方が出来たら、役としても高得点になります」

--まずは『整って見える並び方』ができればいい、ということですか?

 「そうですね。“同じ種類の牌ばかり”とか、“同じ数字ばかり”とか、だいたい『整って見える並び方』が完成すれば『役ができた』と思っていいでしょう。もちろんキチンとした条件があって、それをクリアしていないといけませんけど。基本的には30種類近い“役”が麻雀にはありますよ。とりあえず表を見て、名前だけでも覚えておいてください」

---わぁ、けっこう多いですね〜。

 「今日1日で全部覚えるのはムリだと思うわ(笑)。でもなんとなく『キレイに並んでいる感じ』『何かしら法則がある感じ』だけ掴めば、それで構いませんよ。それに、オンライン麻雀でプレイするときは、自動的にパソコンが役を見極めてくれるし」

---役はこれで全部ですか?

 「実は、“役満”(やくまん)と呼ばれる、さらに高難度な特別役が10種類ほどあります。だから合計で、ほぼ40種類ぐらいということになります」

※麻雀に詳しくない方のための注釈:トランプでローカルルールがあるように、麻雀の役および役満についても、地域または国によって異なることがあります。ここでは一般的なルールをもとにカウントしています。

---うーん、正直、いつまで経っても覚えられそうにないです。