【トレビアンGAME】バレンタイン直前！ ときめきメモリアルGirl′s Side 2nd Season開発者インタビュー

現在も好評発売中のニンテンドーDSソフト『ときめきメモリアルGirl’s Side 1ｓｔ　Love』発売から約一年、バレンタインデーの2月14日（木曜日）に最新作の『ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season』が発売ということで、今回は制作に携わったコナミデジタルエンタテイメントのプロデューサーの内田氏とデザイナーの小松原氏にインタビューを決行した。


■30時間しゃべります　「30時間以上のフルボイスです！」
記者　　今回は『ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season』発売直前ということでデザイナーの……。
小松原　デザイナーの小松原です。よろしくお願いします。
内田　　プロデューサーの内田です。
記者　　今回は1年ぶりくらいですが、どういった点が変わったんですかね。
内田　　大きな点では当時（1作目の時点）は無かった『ニンテンドーDS』の最大容量の2ギガロムを使ってまして、さらに音声圧縮技術を使いまして『ニンテンドーDS』では不可能と言われていた“フルボイス”が30時間以上再生します。多分現在瞬間的には世界一の再生時間だと思います（笑）。

記者　　フルボイスって凄いですね。
内田　　『ニンテンドーDS』のソフトでは、声はしないものだとか効果音的に再生されるものだと思われがちじゃないですか。でも『ときめきメモリアルGirl's Side』は役者さんの演技とか声で語られる部分に期待されている。前回も頑張ったけどさすがにフルボイスは無理だった。今回は『ニンテンドーDS』のロムが大きくなったということもありフルボイスにしました。


■男性にもお勧め！　「女の子になりきって遊んで欲しい」
記者　　主人公の名前も呼んでくれるとか聞きましたが。
内田　　そうです。プレイヤーが入力した名前をキャラクターが呼んでくれる。残念ながら全ての名前ではないですが、一般的な名前の方なら呼んでくれると思います。
記者　　これって女性の名前に限るのですか？
内田　　うん。男はやらなくていいです（笑）。男の人はプレイしてもいいですけど、女の子になりきって遊んでもらうつもりで。
記者　　これはやっぱり女性向けですよね？　男性でも楽しめる要素ってあるんですか。
内田　　ありますよ。なんせ僕が男なんですから（笑）。当然自分で作ってるということもありプレイする。脚本を書くんですけど、女の子になったつもりですっごいオシャレして（笑）。このゲームの中では洋服を選んでデートに出かけるんですけど、洋服選ぶにめちゃめちゃ時間が掛かったりする。
記者　　「オシャレってこういうものだ」って（笑）。
内田　　あのキャラはあえてセクシーな格好で行ってみようとか、そういうの凄い考えちゃいますね。だから女の人は大変だなあっていうのがプレイすると分かります。


■世界にどっぷりハマってしまうゲーム
記者　　デザイナーの小松原さんはプレイしてどう感じます？
小松原　私は元々ゲームを遊ぶんですけど、「ときめきメモリアル」って言う名前自体知らなかったんです。入社した当時に元祖「ときめきメモリアル」のチームに配属されたときに少し引いちゃって。でも実際遊んでみるとその言葉少ない中にキャラクターの個性やプレイヤーに対する愛情が入ってたりするんですよね。気づいたら世界にどっぷりです。で、『ときめきメモリアルGirl's Side』のチームに入りまして期待以上のこんな感情を揺さぶられるものがあるんだなと。男性にどうぞとも勧められないんですけど、こんな生き方する奴もいるんだなと笑い飛ばしたり感心したりできるので、結構ハマるんじゃないかなと思います。
内田　　主人公のプレイヤーの友達として女の子のキャラクターも出てきたりしますしね。


■触れる仕様は？　「触るのに戸惑う」
記者　　これ前作遊んだんですが、正直面白かったです。
内田　　ありがとう御座います！　そうなんですよ、やっていただけるとかなりハマって頂けるんですよね。是非そうやって布教していただいたら嬉しいです（笑）。
記者　　このゲームの特徴触ったりできるアクションは誰のアイデアだったりするんですか？
内田　　元々『ニンテンドーDS』版を作るというときに、タッチパネルで遊ばせようということで何の躊躇もなく触れないとだめだよなって。誰ということでもなくみんなの共通意識として「当然触れる！」みたいな。
記者　　髪の毛とかほっぺたとかね。
内田　　『プレイステーション2』で作ってたときも擬似的に選択肢で触ることはできてそういう仕様はあったんですが、それだと消化不良で「だって触ってないじゃん」というのがどこかにあったので『ニンテンドーDS』では真っ先に触れるようにした。で、実際に触ってみたらマウスでクリックじゃなくてペンや指でタッチだから実際にキャラクターを触って反応が返ってくるっていう動物的な喜びがあった。「こりゃあ面白いや」って調子にのって触った反応みたいなのを作っていった。
小松原　最初『プレイステーション2』版のときにアプローチシステムがあって“手を握る”とか“チョップ”などがあったんですけど、それはやったつもりになれるだけでした。当時は女性プレイヤーから点数がマイナスになるのが嫌だといわれて減点はなかったんです。だけど『ニンテンドーDS』版ではタッチペンを使用して彼に触れるためリアルな反応をさせなければいけないということで、点数もマイナスになることがあります。だからスキンシップモードのときに凄いなやんじゃって「ここ触ったら怒られるかな」とか考えてる自分がいてこれがリアルなスキンシップなんだと。臨場感があるしちょっと恥ずかしかったり。

▲タッチするとちゃんとリアクションが。

■実恋愛も成功する？　恋愛に対しても積極的に　恋愛のレッスンに？
記者　　このゲームを遊べば本当の恋愛も成功するっていうことはあるんですかね。
小松原　あるんじゃないでしょうか。恋愛のレッスンにはなるような気がしますね。
内田　　客観的評価として“恋愛シミュレーション”って、単に可愛い子や格好いい人が甘い言葉を言ってたりしてるだけと思われがちだけど、ウチのコンセプトとしては気持ちが不安定になるくらい恋愛感情を持って貰いたいです。そういうコンセプトでやってるので内容としてもかなり心に揺さぶりをかける内容になってまして、擬似的に恋愛感情が起こっちゃうような。　前、ウェブの書き込みでキャラクターが好きになっちゃって、こういう恋愛が楽しくなっちゃって、倦怠期だった彼氏だか旦那さんだかと別れちゃったと書いてあったのを目撃したことがあります。そこまでは責任追いかねるんですけど。でも、恋愛のドキドキ感とかっていうのを思い出すっていうか「恋愛したい」っていう気持ちにはなるんですよね。これを遊んだあとは恋愛に対してかなり積極的になると思うんですよね。


■発売日がバレンタインデー　「プレッシャーで大変だった……」
記者　　これって発売日が2月14日ってちょっと狙ったんですか？
内田　　ちょっとっていうかかなり狙ってます。
小松原　大変だったですねえ……。
記者　　この日に間に合わせたんですか？
内田　　そうです、大体ゲームってぶっちゃけると「何月発売」とか告知しても結構発売日ずれたり、「春発売」と言っておいて出来具合をみておいて何日か決めたりするんです。ですが、2月14日ってプロモーション打っちゃった以上「やっぱり1週間延期ね」とかできない。そこが凄いきつかった。
小松原　作業そのものはキツくないんですが、「2月14日遅れたらどうなるかわかってるよね！」ってプレッシャーかけてくる（笑）。
内田　　プロモーションとか全部パーだからね。
小松原　今回だけは延期が許されなかったですからね。
内田　　1日たりと許されない。そうそう、発売に合わせて有給を取ってる方が居るみたいでコアなみなさんは徹夜覚悟です。
記者　　これを遊ぶために？
内田　　止まらなくなるみたいですよ。
小松原　バレンタインデーなのにね。
記者　　これってチョコレートを作るイベントがありますよね。実際に作らずにゲームの中で作るみたいな（笑）
内田　　そうです、今年のバレンタインデーはこれでいいや。
記者　　ここでも練習して実際にあげる。
内田　　あまり練習にはならない（笑）　早々にリアルなバレンタインデーは切り上げていただいておうちに早く帰ってね。

▲これがバレンタインデーのイベント。

■最後にひとこと　「十中八九ハマります!!」
小松原　恋愛だけじゃなくて学園生活も楽しめて、“三角関係”にな“る親友モード”では、仕事中でも『ニンテンドーDS』を開けてしまいたくなるようなドキドキの展開になったり。“大接近モード”という新しいモードでは、男の子がまるですぐ隣を歩いてるような感覚でデートの帰り道を歩くことができます。
内田　　ロムの容量が倍になったにもかかわらずお値段据え置きです！　少女漫画にハマったことある女性ならほぼ100%十中八九ハマりますので、これは私の周りの実測値ですが。是非試していただけるとこういうアニメっぽいの分からないという方も絶対ハマります。
記者　　本日はありがとう御座いました。

▲新たに加わった“大接近モード”。


今年のバレンタインデーは『ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season』とデートで忙しい人も多いのでは？
発売日にそわそわしている女性は『ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season』購入者かもしれないぞ！

■ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season
発売元： KONAMI
発売日：2月14日（木曜日）
対応機種：ニンテンドーDS
ジャンル：学園恋愛シミュレーション
希望小売価格：4,980円（税込5,229円）
公式サイト：http://www.konami.jp/gs/game/Girls_Side/2nd_Season/

(C)2006 2008 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

（記者：高橋KEN）

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