「池袋駅」いけふくろうが不人気な理由とは?

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 JR池袋駅東口の地下コンコースに「いけふくろう」と呼ばれる怪鳥の像がある。ご想像の通り、「池袋」と「ふくろう」をかけたダジャレである。

 ネーミングセンスについてあれこれ言うつもりはない。どうであれ池袋駅のマスコットには変わりないし、ベタなダジャレであってもOK。しかし、周囲の人影はまばらで待ち合わせスポットとしての人気がイマイチなのが気にかかった。

 像に埋め込まれたプレートによると、1987年にJRが発足した記念に建てられている。つまり、20年以上にわたり池袋を見守っている。岩の上で羽根を休めているふくろうの表情はリアルに彫り込まれ、そばにアニメ顔のチビふくろうが2羽。「いけふくろう 人がまた幸せと待ち合わせる いけふくろう」と待ち合わせスポットとしての期待が詠まれていた。

 宮藤官九郎脚本の人気テレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」では、ジャニーズの山下智久演じるシュンが「いけふくろう」像を盗んだことがあるという設定だった。視聴者の中心である若者の認知度は高まったが、待ち合わせスポットとしての人気にはつながらなかったようだ。なぜ?

 近くにいた19歳の女性は「外で待ち合わせるのは、さみい(寒い)からじゃん?」とクールなひとこと。いちおう地下なんだけどね…。

 ほかにも思い当たるフシはあった。階段下にあるため人の流れが激しいことや、周囲のスペースが狭いことなど。建立当初には珍しかった携帯電話は当たり前になり、あらかじめ待ち合わせ場所を決めなくても相手を探せるようになった。

 夜目が利くふくろうも、時代の変化までは見通せなかったのか。