今週のお役立ち情報
「新型インフルエンザ対策」と地域医師の問題意識をみる=東京・品川区医師会(1)
2008年01月31日16時06分 / 提供:PJ
【PJ 2008年01月31日】−
「新型インフルエンザ対策」は、国がガイドラインを策定し、各地方自治体が実施することになっている。東京都が昨年12月に発表した「新型インフルエンザ対策行動計画」によると、流行が始まった場合、人口の集中する東京の特性を考慮し、都民の約30%が罹患(りかん)すると予測している。都内流行期・後期までの患者数は約380万人。入院患者数が約29万人。死亡者数は約1万4000人に上るとし、発生と流行の段階に応じて危機管理体制を強化。インフルエンザが 国内又は都内で発生し、感染拡大が非常に限られている時期において、知事が、「感染症対策本部」の本部長として対応するとしている。
東京都品川区では、昨年11月9日、品川区医師会による「新型インフルエンザに感染したのではないか?」と、やってきた人を診察する「発熱センター設置訓練」を医師会館に隣接する品川保健センターを施設に想定して実施している。さらに平成18年と昨年の2年間、品川医師会(高瀬茂会長)会員医師へのアンケート調査も発表している。
品川区での対策活動が先進している事例として、NHKニュースの取材があり、その一部が1月中旬の夜のニュース番組「ニュースウォッチ9」で紹介された。そのなかで、145人の医師のうち回答のあった医師の6割が、「インフルエンザ流行時の対応に協力できない」と回答している現状を示し、医師の確保が大きな課題であることを報じていた。この品川区医師会のアンケート調査の資料を読む機会を得たので、概略を紹介してみる。
品川区医師会は、昨年12月18日に会員医師による「新型インフルエンザ会議」を開催。「品川区で新型インフルエンザ対策を考える会」で実施した医師のアンケート調査を発表している。そこには、流行した場合に感染のリスクにさらされる医師の立場からどのような課題が生じているのかが、まとめられている。
タミフルが新型インフルエンザに効果があるものと想定したアンケート
アンケート調査は、薬品のタミフルが新型インフルエンザに効果があるものと想定し、プレパンデミックワクチン等は考慮していないことを前提としていることに留意が必要。また、新型インフルエンザの流行する状況を次の3段階に分けている。
○STAGE1=品川区内に新型インフルエンザが数人いた場合、流行の初期で見えない恐怖が存在する。
○STAGE2=品川区内に新型インフルエンザがパンデミックの場合。2週間以内。発熱患者をみたら感染のリスクが高い。
○STAGE3=品川区内に新型インフルエンザがパンデミック。1月以上たちおピークが過ぎた時。流行は2ケ月を想定しているのでこの時期の対応は重要。
調査で明らかになったのは、(1)自宅と医院が同じ場合が回答者の3分の1、自宅から30分以内の距離が3分の2を占めていること。(2)タミフルの備蓄は不完全であり、3分の1が院外薬局システムであることに原因していると思われる。(3)STAGE2では自院を閉鎖して防災拠点に駆けつけたい行動がわずかに見られる。また、昨年(平成18年)に比較し本年(平成19年)は、この時期のタミフル服用しながらの診察がわずかに減少。STAGEによって冷静な対応ができるか不安になっている。(4)そして、小委員会の結論として「公衆衛生の観点から治療薬に重点を置くのでなく、感染予防が重要。パニックにならないような工夫がないと診察行為は難しい」としている。【つづく】
■新型インフルエンザに関する情報
国立感染症健研究所感染症情報センター
■ 関連情報
PJニュース.net
PJ募集
とっておきの能登ガイドブログ
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一【 東京都 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
東京都品川区では、昨年11月9日、品川区医師会による「新型インフルエンザに感染したのではないか?」と、やってきた人を診察する「発熱センター設置訓練」を医師会館に隣接する品川保健センターを施設に想定して実施している。さらに平成18年と昨年の2年間、品川医師会(高瀬茂会長)会員医師へのアンケート調査も発表している。
品川区での対策活動が先進している事例として、NHKニュースの取材があり、その一部が1月中旬の夜のニュース番組「ニュースウォッチ9」で紹介された。そのなかで、145人の医師のうち回答のあった医師の6割が、「インフルエンザ流行時の対応に協力できない」と回答している現状を示し、医師の確保が大きな課題であることを報じていた。この品川区医師会のアンケート調査の資料を読む機会を得たので、概略を紹介してみる。
品川区医師会は、昨年12月18日に会員医師による「新型インフルエンザ会議」を開催。「品川区で新型インフルエンザ対策を考える会」で実施した医師のアンケート調査を発表している。そこには、流行した場合に感染のリスクにさらされる医師の立場からどのような課題が生じているのかが、まとめられている。
タミフルが新型インフルエンザに効果があるものと想定したアンケート
アンケート調査は、薬品のタミフルが新型インフルエンザに効果があるものと想定し、プレパンデミックワクチン等は考慮していないことを前提としていることに留意が必要。また、新型インフルエンザの流行する状況を次の3段階に分けている。
○STAGE1=品川区内に新型インフルエンザが数人いた場合、流行の初期で見えない恐怖が存在する。
○STAGE2=品川区内に新型インフルエンザがパンデミックの場合。2週間以内。発熱患者をみたら感染のリスクが高い。
○STAGE3=品川区内に新型インフルエンザがパンデミック。1月以上たちおピークが過ぎた時。流行は2ケ月を想定しているのでこの時期の対応は重要。
調査で明らかになったのは、(1)自宅と医院が同じ場合が回答者の3分の1、自宅から30分以内の距離が3分の2を占めていること。(2)タミフルの備蓄は不完全であり、3分の1が院外薬局システムであることに原因していると思われる。(3)STAGE2では自院を閉鎖して防災拠点に駆けつけたい行動がわずかに見られる。また、昨年(平成18年)に比較し本年(平成19年)は、この時期のタミフル服用しながらの診察がわずかに減少。STAGEによって冷静な対応ができるか不安になっている。(4)そして、小委員会の結論として「公衆衛生の観点から治療薬に重点を置くのでなく、感染予防が重要。パニックにならないような工夫がないと診察行為は難しい」としている。【つづく】
■新型インフルエンザに関する情報
国立感染症健研究所感染症情報センター
■ 関連情報
PJニュース.net
PJ募集
とっておきの能登ガイドブログ
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一【 東京都 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
コメントするにはログインが必要です
Ads by Google
前後の記事
- 【仕事と生活の情報源】金曜┃Global 米国、中国、ロシア、EU、東欧、アジア、BRICsなど PJ 01日07時20分
- 「新型インフルエンザ対策」と地域医師の問題意識をみる=東京・品川区医師会(1)
PJ 31日16時06分 - やさしい速度ではしりたい!ステッカー活動でつながるソフトドライブ(下)
PJ 31日07時43分 - 「風呂ロック」休止の吉祥寺“弁天湯”=東京・武蔵野
PJ 31日13時49分 - ある魚屋の、食品表示のいい加減さ。
PJ 31日13時53分
PJニュースアクセスランキング
- 1

- 多摩川下流河川敷の「ゲリラ豪雨」冠水のあと!今後もまだ危険=東京
PJ 29日16時01分
(1)
- 2

- 恐るべし「執事喫茶」!2カ月先まで予約でいっぱい!?
PJ 21日08時34分
- 3

- チケット代返せ!!雨の中バス待ち5時間、レトルトカレー1000円、悲惨な「F1日本グランプリ」(1)
PJ 25日04時04分
- 4

- 中国で「東海」は東シナ海の意。日本海は「日本海」と地図でも表記
PJ 26日08時42分
(31)
- 5

- 東京・葛飾の春の風物詩。子どもらが喜ぶ花祭り
PJ 10日15時56分
- 6

- 停留所を50メートルもオーバーラン=大阪市営バス
PJ 27日11時25分
- 7

- 世界コスプレサミット2007 −チャンピオンシップレポート・各国演技編(中)
PJ 15日10時18分
- 8

- 美しいイルミネーション=大阪・梅田
PJ 17日17時47分
- 9

- 「放送と通信の融合」はメディアの階級化を促すのか(6)
PJ 02日08時01分
- 10

- 「世界禁煙デー」=新社会人に禁煙・嫌煙が進む PJ 06日05時09分
注目の情報
カードローンの決定版
オリックスVIPローンカードなら安心の低金利 ⇒ 年率5.9%でご契
約の場合、10万円を30日間ご利用で利息はなんと『484円!』年率15.0
%でご契約の場合、利息は『1,232円』
お申し込みはこちら













行きの電車、帰りの電車で