大相撲 朝青龍問題が一件落着した影で危惧される角界の新たな命題とは…

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 大相撲の横綱審議委員会が28日、東京・両国国技館で行われた。“みそぎ場所”を13勝2敗で終えたわんぱく横綱の朝青龍に好評価。モンゴル帰国にもGOサインが出たことで一連の問題は一件落着したが、角界にはまだこの先、危惧すべき命題を抱えているという。

 5年4カ月ぶりとなる横綱相星決戦で白鵬が朝青龍を下し、3連覇を成し遂げてから一夜明けたこの日、およそ30分に渡って行われた横審。出席した委員からはそろってサッカー仮病疑惑から2場所出場停止明けの朝青龍に好評価が続々と飛び出した。

 遺恨うごめく内館牧子委員こそコメントを避けたが、まずは石橋義夫前委員長が「みそぎは済んだ。頑張った」と語れば、海老沢勝二委員長も「反省して努力をした結果。2強時代が当分の間続くだろう」と太鼓判。さらにモンゴル帰国についても「申請が出ていないと聞いているが、いちいち横審が許可する問題ではない。部屋の責任者の判断でいい」とGOサインを出した。

 ここにきて朝青龍問題に一定の決着をみたことで、相撲界が隆盛を取り戻しつつあるが、安心してはいられない。協会関係者が言う。「みなさん2強時代を続けてほしいと言ってますが、スーパーヒールのドルジが嫌気を差しているのは事実。彼のケアは引き続き必須でしょう」

 その一方ではこんな声も。「すでに対策協議はされているようですが、元時津風親方の逮捕がウワサされている今、この相撲フィーバーに影響しなければいいが…」(角界関係者)

 みそぎ完結で一様の収束となった朝青龍問題。とはいえ、角界にはまだまだ難局が待ち受けていそうだが、果たして。