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「ハンドボール」は、オリンピックへ出るだけのスポーツなのか。

「ハンドボール」は、オリンピックへ出るだけのスポーツなのか。
"No Ball, from hand to hand"(制作:池野 徹)
【PJ 2008年01月30日】− ハンドボール競技が話題になっている。その発端はアジア地区オリンピック予選が行われた際に、中東アジアの国、クエート等に有利な判定、反則であるにもかかわらず認めず中東アジアサイドに有利な判定をして、日本、韓国は不当な敗退にさせられたことにある。

 日本と韓国は、試合の判定具合のビデオテープを国際ハンドボール連盟に提出し抗議して、アジア地区オリンピック予選大会のやり直しの要求を提訴した。これについて、国際ハンドボール連盟はこれを調査了承して、オリンピック予選の再試合を決定した。一方、アジアハンドボール連盟は、再試合を拒否、これに参加する日本と韓国をアジア連盟から除名処分にすると発表した。

 しかし、国際ハンドボール連盟の意向を得て、日本と韓国の2カ国でのオリンピック代表決定戦となったのである。両国男女で行われる。この事態で、にわかに、マイナースポーツであった、ハンドボールがクローズアップされ集中的人気の高騰状態になったのである。選手にとっても、日本にとってもまたとないチャンス再来になった訳である。

 しかし、日本と韓国の2カ国だけで試合をして、勝ってオリンピックに行って納得できる事なのであろうか。これだけで、オリンピックに出場できると、バカ騒ぎしていることの、異常さにどうして気がつかないのだろうか。中東アジアの連盟が、審判が、スポーツ競技、精神に違反する行為をしたからと言って、国際連盟が筋を通したからと言って、この程度でオリンピックに出て何が良いのだろうか。胸を張って、国を代表して、正々堂々気分爽快(そうかい)に競技を行えるのか。

 中東アジアのハンドボール選手たちは、悪者であった訳ではあるまい。励んで得た勝利だったろう。彼等がどういう気持ちでいるのか。中東アジアの連盟の会長が、東京オリンピックにも影響する事を示唆したり、脅迫まがいの悪をしているからと言って、対抗して日本と韓国だけでやる事が、どんな政治的意味を持って来るかは、これから出て来るだろう。

 スポーツは、政治不介入と言いながら、お互いに政治介入へますますエスカレートする気配だ。何故(なぜ)、国際連盟に対して、再試合なら中東勢を説得させて円満な再試合に持って行けなかったのか。円満解決しなかったら、アジアのオリンピック出場辞退でもよかったのではないか。日本が、そのイニシアチブをとっても然(しか)るべきだったろう。うまく納めていたら、日本の国際的な外交価値が上がっただろうに。

 スポーツに政治が絡むのはおかしいなどと、正当論を言っても現実は違うだろう。石油をかかえて、強行に出る国というのは、分かっている事だろう。政治外交もできない日本ではスポーツ外交もできないのは、情け無いながら分かっているけれど。

 ポピュラーでなかったハンドボールが知られたのでウレシイなどと大騒ぎしている選手、関係者、連盟、マスメディア、そして日本の国民の皆さん、ハッピーなのでしょうか。

♪ソレイケ ドンドン ソレカテ ドンドン ヨイヤサノ ヨイヤサ♪

【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 池野 徹【 千葉県 】
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