読売TVがスカイプで面接
 読売テレビ放送は29日、2009年度「総合職 技術コース」の新卒職員採用試験にて、IP電話サービス「Skype(スカイプ)」を活用した面接を実施したことを公表した。同社によれば、日本初とのこと。

 IT技術・知識の必要性の増大、さらに少子化による学生数の減少等の理由から、特に電気・電子・通信・情報に関連した学科の学生の確保には、各企業とも非常に苦慮しているとのことで、同社ではこれまでにないあらたな取り組みとして、Skypeを用いたウェブ面接に取り組んだという。

 採用選考にあえてIT技術を用いることで「当社もIT技術に力を入れている」という姿勢を学生に対しアピールし、「新しい取り組みにチャレンジできる土壌が当社にはある」という企業イメージを学生に植付けることが狙いとのこと。

 これにより、会場費・出張旅費等がかからないため、今までなかなか受験してくれなかった関西・関東以外の学生を面接することが可能になったという。一方で、学生が自らソフトを事前に設定しないといけないため、最低限の技術的なスキル、また期限内に事前準備をする能力をチェックできるのもメリットとして同社ではあげている。ただし、悪意を持った学生による面接状況(動画・静止画・音声)の流出の可能性、ベストエフォート回線であるが故の回線トラブル(動画がフリーズ・音声の遮断)の可能性なども考慮し、厳格に面接ルールを作成・実施したとのこと。

 実際には、応募総数は約500名となり、約25%(約100名)増加した。うちウェブ面接希望の40名の応募の中から、書類選考で12名の学生をウェブ面接した。技術的には動画の画質は非常によく、面接をする際に表情まで十分に理解できた。また、動画・音声ともほとんど遅延がなく、さらにリップシンクもほぼとれているため、まったく会話(面接)に支障はなかったという。

 同社では多くの文系の学生からもエントリーがあったため、来年以降は一般コースへの導入を検討する余地があるとしている。

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