木村佳乃が「暴行を受け鼻血を出した」と発言。

写真拡大 (全10枚)

お正月明けの疲れた体を癒やし、憩いたい人々に贈る恋のユル騒ぎムービー「全然大丈夫」が、1月26日に公開になった。その初日舞台挨拶が渋谷のネクイントにおいて行われ、主演の荒川良々、木村佳乃、藤田容介監督が登壇した。

荒川良々は、「舞台挨拶はいや。印象に残っているシーンの順番は付けられない。お客さんはお金を払って見に来てくださっているので、お客さんが決めればいい。クチコミで広がってくれた方いいと思う」と、独特な雰囲気でポツポツと語った。

木村佳乃は、「ティッシュの箱を沢山あけ、右手の人差し指が動かなくなってしまったほど。今でもティッシュの箱を開けると、監督の顔がパッと浮かんでしまう。面白かったのは、良々さんがお汁粉を持って来るシーンのテストで、『お待たせ島倉千代子』と、すごいかみ方をして言ったので、しばらく笑いが止まらなくなってしまった。あと、カップルのカメラを壊し暴行を受けるシーンで水溜りに落ちるのだが、ものすごく汚く鼻血も出ていたので、シャワーを浴びるホテルはかなりひどい事件だと思ったんじゃないか」と、撮影時の苦労を振り返った。

藤田容介監督は、「楽なスケジュールではないが、演技を作るのに時間を使った。最初は役のイメージがガチガチにあったので、そこに押し込めようとしていた。木村さんに会い、長所を生かした方がいいと思ってからは、撮影は順調にいった」と、撮影当初は、もめていたことを明かした。

最後に、この作品のキャッチフレーズになっている『勝たないで幸せになる方法』について、藤田監督は「勝負けという発想、価値観を捨ててこだわらないこと」、荒川は「始めから負けたみたいな感じでいけばいい。負けたら負けの道が広がっていく」、木村は「母から『負けるが勝ち』と教わっていたので、そう思い続けて生きていくこと」と語り、初日舞台挨拶は終了した。


監督・脚本:藤田容介
出 演:荒川良々、木村佳乃、岡田義徳、田中直樹、きたろう、伊勢志摩 ほか

配 給:スタイルジャム

公式サイト:http://zenzenok.jp/indexp.html

2008年1月26日、全国順次ロードショー中