全豪2008、ノーシードで決勝に進んだのはこの男、ツォンガ(c)Getty Images

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ジョー・ウィルフリード・ツォンガ、テニス界の「モハメド・アリ」だ。

今年の全豪オープンには異変が起こった。男女共にシングルスの決勝にはトップシードが残っていないということはもちろん、男子シングルスの決勝のカードには、ノーシードで無名ともとれるフランスの「ジョー・ウィルフリード・ツォンガ」という名前が残ったのだ。

ツォンガとは一体何者なのだろうか?

決勝に進出するまで、1回戦では第9シードのアンディ・マレーを、4回戦では同じフランスのリシャール・ガスケ、そして準決勝では世界ランク2位のラファエル・ナダルをなんとストレートで破ってしまった。

現在のランキングを見れば、89位のツォンガは22歳。体型も188センチで90キロという大型選手であり、顔つきからも一部の関係者の間では、「テニス界のモハメド・アリ」という異名を取る選手である。

1985年にフランスのル・マンで生まれたツォンガは、父親がコンゴ出身、母親がフランス人という共に教師の家庭に育っている。

小さいときからテニスを始めたツォンガは、同じフランスのガエル・モンフィス、そしてリシャール・ガスケといったエリートテニスプレーヤーとして、また同年代のアンディ・ロディックに匹敵する超高速サービスでフランスでは知られた存在となる。2003年のUSオープンのジュニア決勝では、キプロスの英雄であるマルコス・バグダティスを下して優勝を果しており、フランスの新星として大きな期待をされていた。

しかし、2004年から度重なるケガに悩まされたツォンガはその期待に応えるどころか、2006年が終わるまで8大会に出場するのみにとどまってしまった。

2007年の全豪オープンでワイルドカードを得たツォンガは、いきなりロディックと対戦し、全豪オープンの最長タイブレーク記録となる20-18という接戦を演じたものの、敗れてしまった。

続きウィンブルドンでもワイルドカードで出場したツォンガは、グランドスラム初の1回戦突破を果したが、4回戦ではライバルでもあるガスケに敗れている。昨年のUSオープンでは、2回戦で当時引退を囁かれていたイギリスのベテラン、ティム・ヘンマンを破り、彼の最後のグランドスラムでの対戦を演じたことでも注目されたが、続く3回戦ではナダルに完敗していた。

このように経歴を見れば、彼の才能の高さは一部では知られていたようだが、今年の全豪オープンで、その名が一気に世界中へと知られることになった。パワーテニスと言われながらも、サーブ&ボレーだけではない、柔軟なボレーや軽快なネットプレー、そして何よりジャンプしながら放たれる強烈なフォアを持つツォンガは、テニス界に新しい風を吹き込んでくれている。

決勝の相手は、20歳のセルビアの新星ノバク・ジョコビッチ。彼も準決勝では、王者ロジャー・フェデラーをストレートで破る快進撃を見せているだけに、今年の全豪オープン男子シングルス決勝は、新しいテニス界の幕開けとなるのかも知れない。

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