【書評】『ネコの気持ちがよ〜くわかる本』夢プロジェクト編
2008年01月27日10時28分 / 提供:PJ
例えば、うちの猫が「遊んでニャー」と鳴いているのに、適当に返事をして家事をしたりパソコンに向かったりしているとき、ふと振り向くと猫がうずくまってじっとしているので、こっちを見つめる不満げな眼が少々気にはなる。けれど、遊んでもらうのを待っているうちにきっと眠くなってしまったんだろうと、自分に都合のいい解釈をして、遊び相手になってあげなかったのだが、この「ネコの気持ちがよ〜くわかる本」によれば、やっぱりそういうときの猫というのは、「鳴いて騒ぐほどの要求があるわけでもないが、退屈していてなんとなく不満」であるらしく、私は猫をほったらかしにせずに、遊んであげるべきであったようである。
猫は犬に比べると一見表情が乏しく(その無表情な感じがまた猫の面白いところでもあるのだけれど)、一緒に暮らしていても、猫がいったい何を考えているのかよくわからないことがある。そういう疑問に答えようというのが、この本の目的である。
読み進めていくと、猫の普段の行動のひとつひとつにどのような意味があるのかということがいちいち説明されていて、ああ、だからあのときあんな顔していたんだとか、それでああいう行動に出たのかとか、思い当たる節がいっぱいある。
またこの本を読んで、猫はその身勝手なそぶりからこちらが想像しているよりも、もうちょっと飼い主のことを思っているというような印象も受けた。例えば、猫もちゃんとお礼をするという項があって、ドアを開けてあげたときに猫がすりすりしたり、美味しい食べ物をあげたときに一緒に飼い主の指もぺろぺろ舐めたりするのが、猫の「お礼」に当たるらしい。
勝手気ままな動物だと思っていた猫が実は飼い主に対する感謝の気持ちを持っていたという事実(かどうかはわからないが)は、盲目的な猫好きを相当喜ばせるだろう。
不可解な動物だと思っていた猫について、こんなに行動のすみずみまで意味づけができていたとは、目からうろこが落ちる気持ちだけれど、ただ、本に述べてあることすべてが本当に事実なのかどうかは疑問を感じる。例えば、猫が人と一緒に眠りたがるのは、暖かいことのほかに、人の脇の下から分泌されるにおいが母猫の乳首から出るにおいに似ているからだというように、わりと科学的な説明がなされていると納得しやすい。
だが、窓の外の小鳥に向かってつぶやくように鳴いたりするのは、手の届かない鳥に対し、その鳥を狩るところを想像しているからだというような、特に猫の内面的な点に関して、裏づけとなる説明も大してされていないものについては、推測の域を出ないのではないかと思う。また自分が猫と生活してきて、そうだろうかと賛同しかねる部分もある。
そうはいっても、この本をきっかけに、以前よりも猫がどんな気持ちでいるのかと考えることが多くなったし、本の記述と自分の経験とが異なるところは、実際はどうなのだろうと猫をより注意深く観察してみればいい。この本が、猫の気持ちをよ〜く理解するためのヒントになることは確かであると思う。【了】
■関連情報
livedoorブックス「ネコの気持ちがよ〜くわかる本」
猫と千夏とエトセトラ(記者ブログ)
猫は犬に比べると一見表情が乏しく(その無表情な感じがまた猫の面白いところでもあるのだけれど)、一緒に暮らしていても、猫がいったい何を考えているのかよくわからないことがある。そういう疑問に答えようというのが、この本の目的である。
読み進めていくと、猫の普段の行動のひとつひとつにどのような意味があるのかということがいちいち説明されていて、ああ、だからあのときあんな顔していたんだとか、それでああいう行動に出たのかとか、思い当たる節がいっぱいある。
またこの本を読んで、猫はその身勝手なそぶりからこちらが想像しているよりも、もうちょっと飼い主のことを思っているというような印象も受けた。例えば、猫もちゃんとお礼をするという項があって、ドアを開けてあげたときに猫がすりすりしたり、美味しい食べ物をあげたときに一緒に飼い主の指もぺろぺろ舐めたりするのが、猫の「お礼」に当たるらしい。
勝手気ままな動物だと思っていた猫が実は飼い主に対する感謝の気持ちを持っていたという事実(かどうかはわからないが)は、盲目的な猫好きを相当喜ばせるだろう。
不可解な動物だと思っていた猫について、こんなに行動のすみずみまで意味づけができていたとは、目からうろこが落ちる気持ちだけれど、ただ、本に述べてあることすべてが本当に事実なのかどうかは疑問を感じる。例えば、猫が人と一緒に眠りたがるのは、暖かいことのほかに、人の脇の下から分泌されるにおいが母猫の乳首から出るにおいに似ているからだというように、わりと科学的な説明がなされていると納得しやすい。
だが、窓の外の小鳥に向かってつぶやくように鳴いたりするのは、手の届かない鳥に対し、その鳥を狩るところを想像しているからだというような、特に猫の内面的な点に関して、裏づけとなる説明も大してされていないものについては、推測の域を出ないのではないかと思う。また自分が猫と生活してきて、そうだろうかと賛同しかねる部分もある。
そうはいっても、この本をきっかけに、以前よりも猫がどんな気持ちでいるのかと考えることが多くなったし、本の記述と自分の経験とが異なるところは、実際はどうなのだろうと猫をより注意深く観察してみればいい。この本が、猫の気持ちをよ〜く理解するためのヒントになることは確かであると思う。【了】
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猫と千夏とエトセトラ(記者ブログ)
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 岡田 千夏
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