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仲見世は生き残り競争だ。繁栄にかける秘策はあるのか=東京(3)

2008年01月26日16時30分 / 提供:PJ

pj
仲見世は生き残り競争だ。繁栄にかける秘策はあるのか=東京(3)
加藤正行・専務理事は、現在の取り組むべき課題として、6項目をあげた。(撮影:穂高健一、1月7日) 写真一覧(5件)
(2)からのつづき。京成立石駅前からのアーケード街『立石仲見世』(仲見世共盛会)が、まとまって建て替えをおこなうにしても、現在の建築基準法に照らすと、道路幅がない。「単独では新規投資ができない。地域、近在の商店街と一緒にやるしかない。他の商店街といっしょにやるとなると、それぞれの利害や思惑がかかわることになる」と中尾俊一さんが話す。「行政サイドとしても、単独のリニューアルは認めないだろう」という認識は同じだ。

 京成電鉄は押上線高架の事業を長年にわたって推し進めてきた。そのなかでも、京成立石駅はひときわ遅れている。両隣の駅はすでに高架。電車は上り下りとも、左右の高架から地上の京成立石駅にいったん下りてくるのだ。

 『踏切をなくす』というのは時代の要請だ。この流れは止められない。京成電鉄は、平成24年には京成立石駅を高架にする。

 「駅の反対側(北側)はすでに準備組合を設立している。仲見世も準備組合を立ち上げておかないと、われわれだけがおいていかれる」と長谷幸太郎さんは危機感をつのらせる。「われわれは準備組合を立ち上げる前の、勉強会の段階。内心は焦っている面がある」と実情を話す。

 店舗の老朽化から、近い将来は何とかしなければならない。「消防車が入れる道幅がほしい。会員は高齢化しているから、お金がかからないように。この2点が最大の関心事です」と小野塚俊男さんは話す。他方で、組合員の権利を売って出て行く、というケースがあるという。

 座談会の5人の理事は、現在の商売に目を向けた。立石仲見世の買い物客が減少傾向にある、という認識を一様に持つ。「駅の乗降客が減っている」、「大型スーパーが進出してきた」、「24時間の大手コンビニが増えた」。各理事はそれらの要因をあげる。

 『仲見世に、人通りを取り戻す』。そのためにはいかなる策があるのだろうか。桜井勝徳企画部長は、現在の企画の問題を提起する。「年8回は『仲見世名物どんと市』として、チラシを入れ、大安売りをおこなってきた。食品中心とはいえ、多業種の商店が集まるだけに、内容が総花的になっている」と指摘する。

 企画部の活動メンバー自体が少ない。前向きの論議の場があまり持てないことにつながっているという。

 「チラシを打っても、利益が上がらないと、不満が出てくる。底流には商店主の高齢化がある。みんなリスクを背負いたくないのだ。金はあまりかけたくない、利益を上げたい。このジレンマのなかで、販促活動をしている。だから、攻撃的なチラシにならない」と桜井さんは企画の難しさを語る。

 企画部としては、ポイントカードの導入も視野に入れている。賛否両論あって、実現はまたタイム・テーブルにあがっていない。それでも、同会には世間から注目される、いくつもの成功事例がある。『手作り凧コンテスト』『立石サンバカーニバル』(立石商店連合会主催)などだ。【つづく】

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記者HP:穂高健一ワールド
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パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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