第7試合 ライト級／5分3R
小見川道大 vs　チアゴ・タヴァレス
×[3R終了／判定]○

試合前のインタビューでは、パンチ勝負を匂わせた小見川（場内ではミチヒロ・ミッチー・オミガワとコールされた）、その通りパンチを放って前進するが、タヴァレスのタックルでテイクダウンを許してしまう。すぐに立ち上がろうとした小見川だが、そのまま抱え上げられキャンバスに叩きつけられる。それでも腕十字を狙ったが、タヴァレスは担ぎからパスへ、さらに足関節を見せる。

序盤から守勢に回った小見川、スタンドでバックを取られると、タヴァレスは飛びついてバックマウントへ。試合はそのまま寝技の展開となり、小見川はバックマウントから逃れられない。後方から左ワキを差され、パンチを受けた小見川は立ち上がって、後方にタヴァレスを叩きつける。直後にタヴァレスが、自らマウントを解き、再びタックルからバックへ。またも小見川をリフトアップから叩きつけ、そのままバックマウント、さらに腕十字へ。

これを返した小見川は、初めてトップを奪取する。ガードからエルボーを叩き込むタヴァレス、小見川は時折鉄槌を落としていくが、効果的な動きを見せることができない。立ち上がった小見川、ここから勢いのあるパウンドをヒットさせ、立ち上がってローを見舞ったところで1Rが終了した。

2R、うっすらと汗が光るタヴァレスのタックルを切って、スタンドをキープする小見川だったが、二度目のテイクダウン狙いで、再びキャンバスに背中をつけることに。オープンガードからタヴァレスの体を跳ね上げ、スタンドに戻った小見川に対し、タヴァレスはすぐに組み付くが1Rのように簡単にテイクダウンを奪うことができない。自然と試合は小見川の臨んだスタンドでの打撃戦へ。

右へ左へと動くタヴァレス、右フックは要注意だが、小見川はしっかりとタヴァレスの拳が見えているのか、パンチを受けることはない。ここで腰に手をやるタヴァレス、スタミナ切れは明らかだったか、直後にタックル一閃、再びファイトを自分の領域へ持ち込むことに成功する。小見川はすぐに立ち上がることに成功したが、攻め時を逃した感が強い2Rだった。

最終ラウンド、まだ十分に勝機のある小見川は、勢いよく突進していく。が、ここでもタックルのカウンターに合い、試合はケージ際での組み合いへ。そのまま片足タックルでテイクダウンされ、逆転には厳しいリスタートに。ガードからパンチを放つ小見川は、タヴァレスの左腕をカンヌキの状態に。ここを切り抜けたタヴァレスが、ややドタバタした動きになった瞬間、小見川はリバーサルに成功する。

勢いよく右ストレートを放った小見川、タヴァレスはガードからの蹴り上げで対抗する。小見川はスタンド戦を要求しつつ、直後に担いでパスへ。これを嫌がり、タックルを仕掛けたタヴァレスをギロチンに捉え、さらにトップを奪取。しかし、直後に態勢を返されてしまう。負けじと小見川も立ち上がり、再びトップを奪い返すと、細かいパウンドを落とし続ける。ようやくペースを掴んだ小見川、試合タイムは残り1分を切り一気呵成に攻め込みたいところだったが、タヴァレスがしっかり組み付いたため、試合はスタンドへ。直後に試合終了のホーンが鳴る。判定は30-27、30-27、29-28の3-0でタヴァレス。小見川はUFC2連敗となった。

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