国税庁が昨年9月に発表した「民間給与実態統計調査」によると、平成18年度のサラリーマンの平均年収は435万円。平成9年の467万円をピークに9年連続のダウンとなった。日本経団連が昨年12月にまとめた「昇給、ベースアップ実施状況調査」でも、2007年の賃上げ率は1.86%と、前年より0.19ポイント下げている。近年は好決算でも、給与アップにつながらない企業が増えている。


 このような現在、給与アップを実現するもっとも手っ取り早い手段は転職だ。職種を横断してのまとまったデータはないが、35歳までの転職の場合、おおむね10人に7〜8人は給与アップを実現しているようだ。


 それでは、企業側は転職希望者にどんな能力を求めているのだろうか?


 昨年12月に転職サイト「イーキャリアプラス」が発表した「採用担当者に関する意識調査」によると、採用者が転職希望者に求める能力の第1位は「コミュニケーション能力」61.7%(複数回答可)。以下、「特定分野の専門的な知識・スキル」58.1%、第3位が「マナー」43.2%と続いている。
 また、面接時のプラス評価のポイントとして上位に挙がったのは、「仕事に対する熱意が感じられる」23.7%、「話し方がハキハキしている」14.8%、「時間を厳守する」10.6%。一方、マイナス評価のポイントでは、「時間に遅れる」31.7%、「容姿・身だしなみが悪い」17.0%、「仕事に対する熱意が感じられない」16.2%を挙げている。
 こうしてみると、面接に望むにあたって何も特別な内容のアピールが必要なわけではない。礼儀正しく、仕事への思いを素直にぶつけることが大切だということがわかる。


 もちろん、いくら熱意を見せるといっても、「ただがんばります」では相手にされないのはいうまでもない。面接時に企業側から聞かれる質問は大きく2つに集約される。ひとつは、「今までに何をしてきたか?」であり、もうひとつは、「入社後、何をしたいか?」だ。
 重要なのは、してきたこと、したいことの大小よりも、自分のキャリアや目標に対する考え方。これらを明確にプレゼンテーションすることが、シンプルだが、面接に勝ち抜くための最大の秘訣となる。(提供:バウンド)

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