負けず嫌いのイバノビッチは、15歳の時、敗戦後に4時間も泣き続けたエピソードもある (c)Getty Images

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全豪オープン2008を彩る美女プレーヤー、第2回は、セルビアの新星として、実力的にも、またコケティッシュなイメージでも注目のアナ・イバノビッチ。恐らく日本の方でも、昨年の東レパンパシフィックテニスオープンで準優勝したことで記憶にある方も多いのではないだろうか?

1987年11月6日生まれの20歳ながら、ここ数年で世界ランキングでは200位から最高3位まで上りつめるなど急成長を遂げている。ベオグラードに生まれたイバノビッチは当時世界No.1であった同じユーゴスラビア出身のモニカ・セレスを見て育っている。

5歳からテニスを始めたイバノビッチだったが、プロになるまでには、紛争に巻き込まれ、ボールや施設を満足に使えず、また爆撃を避けるために、早朝練習をするなど厳しい状況でのトレーニングを強いられていた。

そんな厳しい環境で成長したイバノビッチは、負けず嫌いで知られ、15歳の時には敗戦後のロッカールームで4時間も泣き続けたというエピソードもある程である。

2005年1月にプロとして初優勝を果たすと、その年の全仏オープンでは地元フランス期待のアメリ・モレスモーを3回戦で破るという波乱を起こし、2007年はイバノビッチにとって大きな成功の年となった。3大会での優勝に加え、グランドスラムである全仏オープンではマリア・シャラポワを破って決勝進出を果し、その後のウィンブルドンでも準決勝進出を果たすなど、世界のトップ5の仲間入りを果している。

ベースラインからの攻撃的なプレースタイルを支えるのは、186センチという長身から繰り出す強力なフォアハンド、そしてセカンドサービスでもエースを狙う精神的な強さ。また長身にも関わらず、コートのカバー率が高いことも挙げられる。

「1ポイントずつ取っていく」というイバノビッチのプレースタイルは逆境にも強く、全豪オープン2008では彼女のパワーテニスが炸裂し、初のグランドスラムタイトル獲得に注目が集まる。

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全豪オープン2008を彩る美女プレーヤー/第1回 マリア・シャラポワ