マンチェスター・ユナイテッドのMFクリスティアーノ・ロナウドに、再びレアル・マドリー移籍の可能性が浮上した。そこにはポルトガルに住む母親の影響があるようだ。

 ロナウドの母ドロレス・アヴェイロさんは、「レアルこそ世界最高のクラブ」と語り、息子のスペイン行きを熱望している。そもそも、ロナウドのキャリアに多大な影響を及ぼしてきたドロレスさん。14歳のロナウドが幼い頃から憧れていたベンフィカへの入団を希望すると、これに反対。ベンフィカのライバルであり、ドロレスさん自身もファンであったスポルティング・リスボン入団を説得した経緯もある。

 そんなドロレスさんは、息子のキャリアが転換期に差し掛かっているとの持論を展開。スペイン紙『アス』の取材に対し、「息子がレアルでプレーする姿を見るまで死ねない」とまで語り、近年にマンUを退団する可能性についても語っている。

「私はレアル・マドリーが大好きなの。それに、レアルは世界一のチームよ。クリスチアーノがイングランドを離れるなら、レアルに入団して欲しい。息子がレアルに入団するまで死ねないわ。クリスチアーノがレアルでプレーする姿を見るのが私の夢なのよ。それに、レアルに移籍するなら、私も一緒に暮らせるしね。私はマドリッドの街も好きなのよ。もちろん、今すぐ移籍するのは難しいでしょうね。でも、1、2年の間に実現するかも知れないでしょ?」

 これまでにもレアル入団が根強く囁かれ続けているロナウド。本人はマンU残留を希望するコメントを幾度となく発表しているが、レアル移籍の噂は広がり続けるばかりだ。息子のスペイン行きを熱望する母親のコメントで、孝行息子ロナウドの心は揺れているのかもしれない?