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「伝説の走り、再び! ホットショット解体新書 その1」 アキバ総研編集部

「伝説の走り、再び! ホットショット解体新書 その1」 アキバ総研編集部

「伝説の走り、再び! ホットショット解体新書 その1」 アキバ総研編集部「アキバ総研編集部」連載コラム第5回(文:アキバ総研担当 文系プログラマー)


皆さんこんにちは、文系プログラマーです。

2008年も早くも20日が過ぎてしまいました、早いです。
新卒で入社する時、40代の取締役が「40歳なんてあっという間ですよ」と言ってるのを聞いて、「アホか」と思ってたら、ほんとにあっという間に目前です(まだギリ30代前半)、ヤバイです。

さて、今回のお題は、早くてヤバイもの=「ラジコン」です!

早速ですが、皆さん「ラジコン」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか? きっとほとんどの方が「子供の玩具」と思い浮かべるでしょう。もちろんそれも正しいのですが、ラジコンは子供だけでなく大人のあなたも楽しめる大きな魅力を持っているのですよ! 「子供の玩具」と思い浮かんだ皆さんにこそ是非、このコラムでラジコンの魅力を知ってもらえればと思います。

ラジコンとは…簡単に言うとradiocontrol(無線操縦)の略語で、車や飛行機、船等の模型を無線操縦で動かして遊ぶものです。主に「トイラジコン」、「ホビーラジコン」と呼ばれるジャンルがあり、トイラジコンとは(車であれば)車体、プロポ(ラジコンのコントローラー)等走行に必要な物が全てセットになって販売されており、購入して乾電池を入れれば直に走行可能で値段も1万円以内のリーズナブルなものがほとんどです。いわゆる子供の玩具であって、日本ではラジコンといえばこのトイラジコンのイメージが強いですね。

それに対し、ホビーラジコンは動力源(実車でいうエンジンに相当部分)に高出力モーターや小型エンジン(!)を使い、値段も車体だけで6〜7万円以上するものもあり大変高価です。車体、モーター(エンジン)、タイヤ、プロポ、専用バッテリー、充電器などがバラバラに販売されており、自分の好み、腕、使用目的(レース用か練習用か等)に合わせてパーツを購入し、自分で組み立てます。車のホビーラジコンは平均的に時速30km以上のスピードを出す事が可能で、レース用の専用車にいたっては時速50km近くでるものもあります。高速で走る1/10スケールの車体をコントロールする事は大変難しく、自分の思い通りにコントロール出来るようになるまでにはそれなりの努力と財力が必要となります。車の種類は実車と同じく、舗装された路面を走るオンロード車、荒れた路面を走るオフロード車があり、レースの順位を競うものから、最近ではいかに上手く車体を滑らすかを競うラジコンドリフト(ラジドリ)選手権なども開かれ大変な盛り上がりをみせています。

この様に日本では「子供の玩具」というイメージが強いラジコンですが、アメリカ、ヨーロッパなどではれっきとした大人のホビーとして親しまれています。日本でも、ロックバンド「GLAY」のメンバーやプロ野球中日ドラゴンズの山本昌さんなどが愛好家として有名ですね。

今回はそんなホビーラジコンの中の、最近20年ぶりに復刻された一台のマシンを取り上げてみたいと思います。

●バギーブーム世代
今から約20年前、当時の10代の少年達を中心にバギーラジコンが大ブームとなり、日本でもホビーラジコンが広く知られる存在となりました。現在30歳前後の人は多かれ少なかれ当時ラジコンに触れた事があるのではないでしょうか(当然筆者もドンピシャ世代です)。そんなバギーブーム真っ只中に業界の雄「タミヤ」から鮮烈デビューを飾った「ホットショット(HOTSHOT)」という一台のマシンがあります。大きな特徴として、当時としては画期的な実車さながらのシャフトドライブ4WD機構やダブルウィッシュボーンサスペンション、モノコックフレームなどを装備し、それを迫力のある低重心フォルムのボディーに包み込んだ大変にカッコ良いマシンで、発売直後から大人気となりました。値段も車体だけで2万円以上と小学生には目の飛び出る様なお値段で、あらゆる面で「怪物マシン」と呼ばれ、少年達の憧れとなりましたが、高価なだけに少年達にはなかなか手がでず、正に持っているだけでヒーローになれる憧れのマシンでありステータスシンボルとして君臨していくのでした。

●ブーム終焉
この時期はホットショットの他にも「グラスホッパー」や「ホーネット」、「マイティフロッグ」など数多くの名車が生まれ、少年誌にラジコンを題材にした漫画が連載されるなど表面上は盛り上がりが続いたバギーブームでしたが、実際大多数の少年達は金銭的に余裕が無い為、ラジコンを動かす為のエネルギー源(実車で言えばガソリンに相当)「バッテリーパック」を1,2本しか買えず、しかも一本当りの走行時間が10分程度と短く(1本の充電に10時間位かかった)、移動手段も無い為近所の公園等でダラダラ走らせるだけ。また走行する為のメンテナンスやセッティングが難しく時間もかかる事など子供には敷居が高く、やがてだんだんと走らせる事が億劫になりはじめ「走行時間が短い→腕が上がらない→つまらない→走らせる時間が少なくなる」の悪循環に陥りはじめます。

さらに、同時期に任天堂のテレビゲーム「ファミリーコンピューター(ファミコン)」が発売され、あっという間に子供達の遊びの主役の座に躍り出ます。いつしか少年達の興味は外で走らせる敷居の高いラジコンから家の中で老若男女誰でも気軽に楽しめるテレビゲームへと移っていき、テレビゲームの人気が盛り上がれば盛り上がる程反比例してバギーブームは盛り下がっていくという状況となりました。こうして、ラジコンが一般的なホビーとして世間に認知される前にブームが終焉してしまい、日本でホビーラジコンはいつしか忘れられた存在となっていくのでした。

●復活
それから約20年の月日が流れ、とある食品会社の景品として「懐かしのラジコン『ホーネット』が当たる」、というキャンペーンを行ったところ、これがバギーブーム世代を中心にカルト的な人気を巻き起こし、それに気を良くしたのか、その後タミヤから正式に「グラスホッパー」「マイティフロッグ」といった往年の名車が続々と「復刻版シリーズ」としてリリースされ始めます。そして、遂に復刻希望一番人気だった名車「ホットショット」も2007年7月タミヤより20年ぶりに復刻&再販が開始されました。(余談ですがこの復刻版シリーズやホットショットの復活はネット上のクチコミも大きな要因のひとつとなったそうで、インターネット業界で働く者としては嬉しい限りです)。

また、このホットショット復活のニュースはバギーブーム世代を中心に大変な話題となり、価格.comマガジンの特集で扱われたりもしました。当時欲しくても高すぎて手が出なかった少年日本代表だった筆者も、ラジコン位は軽くゲットできる年齢となり当然速攻でゲットしました。


■■ホットショット解体新書■■
そこで今回は、価格.comマガジンでも大変反響の大きかった「ホットショット」を、アキバ総研ラジコン担当(なのか俺?)が『自腹』レビューしたいと思います!名付けて「ホットショット解体新書」。

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 タミヤ 1/10電動RCカー  HOTSHOT ホットショット (2007)

〜っという訳で、しばらく仕事から帰ると夜なべしてホットショットを組み立てる、という生活を送った。

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