宮崎県・東国原知事の「本当の評判」
2008年01月22日07時55分 / 提供:都市伝説探偵団
おなじみのフレーズ「宮崎をどげんかせんといかん」は07年の流行語大賞をもらい、県知事就任一年経った今も、驚異の支持率90パーセントを維持している東国原知事。政策集団「せんたく」に参加を表明し、ますます注目を集める彼だが、実際の地元での評判はどうなのだろうか。「東国原知事が国政に参加」の都市伝説は、宮崎県のみではなく全国を駆け巡っているが……!?
北川正恭・前三重県知事を代表発起人とした政策集団「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(通称・せんたく)が1月20日に発足し、東国原知事も参加を表明した。この政策集団には京都府知事、佐賀県知事などのほか財界や労働界の重鎮も発起人に名前を連ねている。そんな中で東国原知事は何をするのだろうか。やっぱり知事の次は国政に出馬なのか?
「せんたく」発足の記者会見で、その点を聞かれた知事は「ここで議論することではない。あくまで地方の立場から国政にものを申していきたい」と、国政出馬については否定もしていなければ肯定もしていなかった。
それはさておき、宮崎県民は東国原知事のことをどう評価しているのだろうか。まずは知事の出身地、宮崎県都城市で生まれ育った大輔さん(26歳・会社員)に聞いてみた。大輔さんは東国原知事と同じ県立都城泉ケ丘高校の出身ということで、かなり親近感を抱いているという。
「東国原知事……というより、僕らにとってはやっぱりそのまんま東さんなんですけど、はっきりいって県知事になるとは思ってもいませんでした。僕らの間では都城の市長選挙に立候補するとばっかり思ってました。みんなそう言ってたし。こう言ってはなんですけど、そのころの知事は芸能界も謹慎してたし、あんまりパッとしませんでした」。
都城市からは東国原知事以外にも、都城農業高校出身の元プロ野球投手、北別府学さん(出身は鹿児島県)、俳優の長瀬正敏さんや温水洋一さん、柔道の井上康生選手といった有名人を輩出している。大輔さんは「今は東国原知事を応援してますけど、本当は北別府さんに知事になってほしかった」と意外な答え。
東国原知事が起こした例の淫行事件は都城の人たちにもショックだったそうだ。特に女性の評判は最悪で、知事選挙に立候補したときはまるで泡沫候補扱いだった。大輔さんの母、俊子さんも、そのまんま東さんの県知事選出馬には反対だったという。
「私は絶対そのまんまさんには投票しないつもりだったんです。たけし軍団のころは出版社に乗り込んだり、テレビでへんな役をしたり。それに奥さんにも逃げられちゃったでしょ。そんな人に知事さんは任せられないなって」
ところが、そのまんま東は選挙終盤になるにつれ政党の公認や推薦を受けた他の候補者を猛追、そして当選。その後のことはみなさんもご存じのように、宮崎県のセールスマンとして宮崎産の農産物や特産品を全国的に有名にしました。「まさか、ここまでやってくれるとは思いませんでした」というのは、前出の俊子さん。かつての地元での悪評はどこへやら、今はすっかり東国原知事の大ファンだ。
東国原知事が就任以降、29万人もの人が宮崎県庁を訪れたという。県庁なんてよっぽど用がないかぎり普通は行かない所。いかに東国原知事の人気が高いかがよくわかる。就任一年後でも90パーセントという驚異の支持率を維持する東国原知事だが、その一方で、建築業界にはひどく評判が悪い。
「東国原知事は、談合防止のため“入札改革”を行ったんですが、これは地元の真面目にやっている建設業者にとっては、死ね、と言われたのと同じです」と、語るのは、昨年の夏、東国原知事の政策に対し抗議行動を行った佐藤(仮名)さん。宮崎県では官製談合により昨年1月に安藤忠恕前知事が逮捕され、任期途中で辞職。政治不信の中、東国原知事が当選した経緯もあり入札改革は同知事の肝いり政策だった。
入札には色々からくりがあり、実際のところ東国原知事が行った改革で、問題が改善されるわけではない、と佐藤さんはいう。「去年一年でこの業界でつぶれた会社は60社を超えました。それもこれも東国原知事のお陰で……」と、ボヤく佐藤さん。状況によっては、新たな抗議行動も考えているという。
就任1年目を迎えた東国原英夫宮崎県知事。この1年を振り返って「できたこともあったし、できなかったこともあった」と、ごく普通の感想を述べていたが、ご本人が述べる通り二年目を迎えた今年が正念場だろう。「ここまできたら、東国原知事には国会議員になってもらって宮崎をもっともり立ててほしいです」と大輔さん。20××年。東国原英夫国会議員、いや首相誕生となるのか、それともただの都市伝説に終わるのだろうか。(取材/XIXOX金子保知)
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