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「冬だより」。雪と氷の世界、北アルプス・上高地から(下)

「冬だより」。雪と氷の世界、北アルプス・上高地から(下)
雪の間にのぞいた小さな池に夕日が映る。上高地にて。(撮影:小田光康、1月15日) 写真一覧(5件)
【PJ 2008年01月22日】− (中)からのつづき。森を抜け、横尾まで戻ると青空になっていた。こんな冬の天気の上高地はすばらしい。帰り道は行きに通った登山道は選ばずに、スノーシューを付けて川沿いを歩くことにした。横尾付近では梓川は顔を出しているが、ここから河童橋付近までは雪の下をくぐる。その上を歩くというわけだ。といっても河原が広く、どこに水が下を通っているのかはよく分からない。なるべく夏の間、川が通っていたと思われる危険な箇所を避けて歩いた。

 「ザクッ、ザクッ」とスノーシューの刃が雪に突き刺さる音以外は何も聞こえない。気温は氷点下なのだが、日差しと運動のおかげで汗ばんでくる。時折川下から川上に抜ける肌寒い突風があった以外、これほどのスノーハイク日和は無いといった天気だった。徳沢も明神もいつの間にか抜け、河童橋に到着した。

 夕暮れが迫って、白樺の木々の影が長く伸び、焼岳から西穂高岳にかけての稜線には雲の傘がかかっていた。この日も朝から夕方まで誰一人として遭遇しなかった。上高地周辺を独り占めした気分だ。河童橋からは田代池を抜け大正池までの間、梓川沿いを歩いた。

 夕暮れどき、落陽にかがやく穂高連峰を背に、梓川の流れを眺めながら森の中をゆっくり歩くのは最高に贅沢なひとときだ。冬の上高地散策はぜひおすすめしたい。ただ、万全な冬の装備が必要だ。装備については機会があったら、綴(つづ)ってみたい。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 小田 光康【 東京都 】
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「冬だより」。雪と氷の世界、北アルプス・上高地から(下)
梓川の上を歩く。写真中央あたりが夏の間は川が流れているのだろ
「冬だより」。雪と氷の世界、北アルプス・上高地から(下)
河童橋から眺めた穂高連峰。上高地にて。(撮影:小田光康、1月1
「冬だより」。雪と氷の世界、北アルプス・上高地から(下)
夕日で白樺の影が長く伸びていた。上高地にて。(撮影:小田光康
「冬だより」。雪と氷の世界、北アルプス・上高地から(下)
梓川の水面に映る穂高連峰の稜線。上高地にて。(撮影:小田光康
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