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日経新春杯(GII 京都芝2400m 20日) 伏兵アドマイヤモナークが制す

 メイショウサムソンはドバイ遠征、マツリダゴッホは距離不向きを理由に早々と出走回避を表明するなど、飛車角を欠きそうな春の天皇賞。それならオレがとばかり、前哨戦の第1弾「日経新春杯」(GII 芝2400m 20日)を制したのはアドマイヤモナークだった。勝ち時計は2分27秒4(良)。

 レースはワイルドスナイパーがハナを切ったが、3角すぎで早々と脱落。代わってテイエムプリキュアが敢然とハナに立ち、一気に流れは速くなった。プリキュアをめぐり、混戦となった直線半ば。前を捕らえたのは同じアドマイヤでも1番人気のアドマイヤジュピタではなくアドマイヤモナークだった。

 道中は後方待機。「位置取りは後ろでも気にならなかった」と安藤勝騎手は例によって末脚一本に勝負をかけた。だが、前が早く動いたせいもあり、ラスト100mでは先頭。追い込み届かずの競馬を繰り返していたモナークとしては経験の少ない展開に、鞍上は「早く先頭に立つと遊ぶところがあるのでヒヤッとした」と語ったが、それをしのぎ切ったあたりに、成長の跡が感じられる。

 紆余曲折を経て奥手の血がようやく開花。明け7歳にして初の重賞制覇は父ドリームウェルにも産駒初のタイトルをもたらす結果となった。「距離はいくら延びても大丈夫だからね」混迷を極める春の天皇賞に、西から不気味な伏兵が名乗りを挙げた。
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