制服の美少女戦士を演じた関めぐみ

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「謎のチェーンソー男」や「制服の美少女戦士」という、非日常のキャラクターを巧みに登場させることにより、大ベストセラーとなった「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」が映画化。1月19日より全国公開となり、シネ・リーブル池袋において、メインキャストと北村拓司監督、そしてチェーンソー男が登壇しての舞台挨拶が行われた。

高級和牛霜降り肉をパクってしまうというような高校生・山本陽介を演じた市原隼人は、「山本陽介は将来のビジョンも夢もなく、どう生きていいのか分からないし、人とどうしゃべっていいのか分からない。背伸びしながらも必死に生きていて、笑っていたいけど笑えない。でもそんな時代が一番楽しくて、僕も中学生や高校生のときと同じだった。そんな役を演じることができて嬉しかった」と語った。

制服姿の美少女戦士・雪崎絵理を演じ、ワイヤーアクションに挑戦した関めぐみは、「撮影期間は一ヶ月ほどだったが、日ごろ体験できないようなことをした日々だったので貴重だった。遊園地での撮影が一番印に残っている」と振り返る。

山本の親友・渡辺を演じた浅利陽介は、「監督から演技に対して特に指示はなく、自由にさせていただいた。やりすぎたんじゃないかと思うところもあるが、3人のキャラが際立っていたので、良かったのではないかと思う」

山本の親友で事故死した能登を演じた三浦春馬は、「この作品で始めて金髪にして、新しい自分に出会えて楽しかった。能登の真正面からぶつかって行く姿勢に共感した」

CGエフェクトとキャラの使いこなしに定評のある北村拓司監督は、「4人が生き生きと演じてくれた。見た目はすごくエンターテインメント作品であるが、テーマがその陰に隠れているという二重構造になっている。それは、主人公と同じ構造になっていて、それがリアルに出るように意識して作った」と語った。

チェーンソー男vs制服の美少女戦士、その少女に憧れる根性なしの高校生。輝かしい青春を後ろ向きに全力疾走する青春活劇を映画館で楽しんで欲しい。

原 作:滝本竜彦「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」(角川書店刊)
監 督:北村拓司
出 演:市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬 ほか

配 給:日活

公式サイト: http://www.nega-chain.com

2009年1月19日より、全国ロードショー中