――例えば、ライブのタイトルなどを毎回考えられていると思いますが、それぞれがアイディアを持ち寄った時、最終的にはどのようにして決定するんですか?

かしゆか:ノリですね(笑)。

のっち:でも、結構ちゃんと自分の意見をプレゼン的に言って、そっちが良かったらそっちにするし、こっちの方が良かったらこっちにするし、みたいな感じで流れに沿って。

あ〜ちゃん:結構みんな真面目なので、小さなことでも物事に対してものすごく考える人達だと思います。「ノリでやってる」とか言っているけど、実はライブに対してものすごく考えていると思うし、自分達の中では(笑)。すごく突拍子の無いタイトルなんだけど、色々な想いが入っているわけで。すごく3人とも意見はちゃんとあるんですよ。誰かの意見を聞いて「確かにそうだね」って同意する人が毎回違うし、毎回誰かの意見だけで決まるわけではないし。でも、意見が似ているというのは、あるかもしれないですね。

のっち:それは、すごくある。

あ〜ちゃん:何の話でも、「これはこうだよね?」「そうだよね」って同じ意見に一致することがすごく多いので。「2対1に分かれろ!」とか言われても、すごく困るんですよ。

のっち:「こっち派」「あっち派」みたいなのがあったら、割と難しいですね(笑)。

あ〜ちゃん:「大体こっちじゃない?」みたいな感じで、みんな一緒になっちゃう。

のっち:道筋が違っても、最終的な意見として丸く収まる、みたいな。

――毎回ライブが終わった後に、反省会などはされるんですか?

あ〜ちゃん:します。反省会だと思ってやっていないんですけど、多分アレは反省会だと思います。終わってから楽屋に戻るまでの間も全て話します。歩きながら、脱ぎながら話すんですけど(笑)、「もう終わったから、次はこうしよう」という考え方ですね。後ろ向きになることはないです。インディーズの頃から自然の流れでそうなっていて、どんなライブでも、どんなイベントの時でも、そういう意見の言い合いみたいなものはあります。でも、喧嘩になるとかではなくて(笑)、すごくいいグループだと思います!

のっち:本当だよね。よく考えたら、なかなか(笑)。

――Perfumeが小さい頃に松田聖子さんやSPEEDに憧れたように、今度は逆にPerfume自身が憧れられる存在へとなりつつあるかと思いますが。

かしゆか:なりたーい!

のっち:「『Perfumeみたいになりたーい!』と言われるのが夢です!」とずっと言っていて。それカッコイイですね、第2のPerfume

――挑戦者の追う立場から、今度は逆に追われる立場にもなるわけですが、プレッシャーは無いですか?

あ〜ちゃん:何も無いですね!Perfumeの何を目指してくれるのかも分からないし。私達はすごく恵まれた環境にいるので、それは周りの方が頑張ってくれているからであって、何もしていないし。

かしゆか:「Perfumeになりたい」って、どうなりたいんだろうね?それを聞いてみたいよね。

のっち:女の子がテクノを歌うだけなら、別にそれはPerfumeじゃなくてもいいじゃないですか。

――“みたいに”なりたいのであって、“そのものズバリ”になりたい!という人はおそらく少ないと思いますけど…。

一同:(爆笑)。

あ〜ちゃん:「SPEEDになりたい!」とかね。そういうイタイ子はいないです。イタイ、イタイ…。

のっち:(笑)。

あ〜ちゃん:でも、自分達も「SPEEDさんみたいになりたい」と思っていたので。SPEEDさんは歌もダンスも上手いし、あんなに若くて元気のあるグループという部分で憧れていたんですけど、Perfumeは何に憧れるんだろうね?

かしゆか:分かんないよね。憧れられる部分があるのかな?という感じだから。

のっち:…っていう所なんですよ!

あ〜ちゃん:でも、そういう風に言ってくれるのは、すごく嬉しいです!