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メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか? 鎌仲監督によるトークショー

2008年01月16日07時33分 / 提供:PJ

pj
メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか? 鎌仲監督によるトークショー
トークセッション『メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか?』。東京・新宿の居酒屋ライブハウス「Naked Loft」にて。左から、マエキタミヤコさん、小田光康・PJニュース編集長、鎌仲ひとみ監督。(撮影:奥田みのり)
青森県六ヶ所村の原子力燃料再処理施設問題を描いた「六ヶ所村ラプソディー」の監督、鎌仲ひとみさんは15日、東京・新宿の居酒屋ライブハウス「Naked Loft」で、マエキタミヤコさん(コピーライター)と小田光康・PJニュース編集長を迎えて、トークセッション『メディアはなぜ六ヶ所を伝えないか?』を開催した。

 現在、「『六ヶ所村ラプソディー』のその後を伝える『六ヶ所村通信no4』を制作中の鎌仲さんは、原子力関連の取材を行う過程で、経済産業省が主催する六ヶ所村の防災訓練の取材を、「記者クラブに入っていない」という理由で拒否された経験を持つ。国会の環境委員会を撮影する取材依頼についても、同様の理由で断られた。記者クラブに所属しないジャーナリストの、取材報道の自由が妨げられているうえ、記者クラブ自体が国民の知る権利を阻害していると訴えた。

 鎌仲さんの『六ヶ所村ラプソディー」はこれまで、300カ所で上映。約6万人が足を運んだ。組織に所属しない、個人のジャーナリストが、企業から一切の支援を受けずに制作した作品だ。六ヶ所村の再処理工場が稼働すると、1日で原発一基一年分の放射能が、海や空に出されるという。上映後のアンケートでは、「映画を見て、初めて知ったことばかりでした」という声が多く寄せられるという。マスメディアが報道するものと、しないもの。その線引きをする報道機関。テレビ局や新聞社の収入の多くは、企業の広告費が占めているという事実。鎌仲さんは、「市民の知る権利は、例えば私に、原子力関連の取材をさせないことで阻害されている」と指摘する。

 特定の企業が日参する記者クラブでは、企業を追求するべき記者と企業との関係が、緊張感を失っているという。このため、記者が企業に対して、厳しい質問をしにくい状態だと、小田さんが報告した。国会で議論される内容についても、傍聴できる人以外は、メディアが報道しなければ、市民は何が議論されているのか知る余地もないと述べた。

 さらに、スポンサー企業の顔色を窺うことなく、国民の知る権利を満たす、マスメディアを含めた権力への「交渉力」を持った独立メディアの必要性を訴え、PJニュースを発展させていくと語った。マエキタさんは、取材拒否をされた際、「私たちの知る権利はどうなるのか」と繰り返し訴える「言霊作戦」を提案した。【了】

■関連情報
六ヶ所村ラプソディー
マエキタミヤコ サステナ日記

PJニュース.net

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 奥田みのり

関連ワード:
PJ  タミヤ  六ヶ所村  経済産業省  青森県  
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