ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

livedoor ニュース

今週のお役立ち情報

福岡飲酒運転事故判決に批判の嵐…またメディアスクラム?

福岡飲酒運転事故判決に批判の嵐…またメディアスクラム?
1月8日朝日夕刊13面
【PJ 2008年01月10日】− 『飲酒惨劇 なぜ「過失」』・・・これは判決直後の1月8日付朝日新聞夕刊の13面(三面)見出しです。危険運転致死傷罪が適用されず、刑が軽かったことへの不満を表していると考えられます。翌日、日経を除く各紙も似たようなもので、量刑が軽すぎるという論調が目立ちます。事故後の報道は厳罰を求めるものが主であり、その姿勢は一貫しています。

 判決は7年6カ月でした。泥酔ではなく0.25mg/Lの酒気帯びで、正常な運転が困難な状態にはなかったと強く推認される、という判決理由を信じれば、この判決を非難する理由を見つけるのは困難です。

 ネットに出される意見の大半も判決が軽すぎるというものです。確かに、マスコミの報道は検察側に主張に沿ったものが多く、被告に有利な情報はあまり伝えられないことはよくあります。マスコミ以外に情報を得る手段がない以上、軽すぎるという意見が多いのもわかります。

 確かに、事故後の被告の行動に同情の余地はなく、しかも3人の尊い命が失われた結果は痛ましく、かつ重大です。結果の重大さは量刑に加味されるのは当然ですが、この事故の場合、下が海という不運と道路構造が事故拡大の大きい要因になっています。

 もし通常の道路のようにガードレールがついていれば単純な追突事故であり軽傷で済んでいたと思われます。海への転落は致命的な事故になる可能性が高く、4メートルの歩道が車の転落を防止できるとは思えません。また事前にその危険性は十分予見できたと考えられますから転落防止措置の欠如は重大です。

 にもかかわらず、道路管理者の責任はゼロで、被告の責任が100%と考えるのは合理的ではありません。恐らく各紙は求刑の25年か、やや下回る程度を期待していたものと思われます。それは、事故の直接要因ばかりに目を向け、拡大要因への配慮が欠けているためだと思われます。20年、25年という刑は故意による殺人(初犯)の量刑相場と比較しても、バランスを欠くように感じます。

 他は知らないのですが、少なくとも朝日とNHKの報道に、感情に訴えるという傾向が強すぎるように思います。結果が重大・悲惨であっても冷静さを保つべきです。他の要素を無視し、被告人にすべての責任をおしつけて問題を解決しようという姿勢はわかりやすいですが、魔女狩を思わせます。

 検察はマスコミの意向に沿った求刑をしましたが、判決は裁判官が圧力に屈せず、冷静に判決を下したものと見ることができます。だが、素人の裁判員が参加する裁判では、報道に左右されない冷静な判決が可能でしょうか。私は極めて疑わしいと考えています(参考)。【了】

■関連情報
噛みつき評論(記者のHP)
PJニュース.net
PJ募集中!
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 岡田 克敏【 京都府 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

前後の記事

PJオピニオンアクセスランキング

注目の情報
社長4400人が購入した英会話教材
これまでに4400社以上の社長が購入したことから、最近ビジネスマンを
中心に急速に注目を集めている噂の英会話教材。企業のトップが成功の
ために選んだ、驚きの英会話習得理論とは?


成功するための英会話はコチラ