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原子力学科の学生数が十分の一以下に…反原発報道の大戦果?

【PJ 2008年01月08日】− 『経産省の調査によると、一九九四年度に千七百三十九人と最多を数えた国立大学の原子力関係学科の学生数は、二○○六年度に百三十七人と、十分の一以下にまで落ち込んだ。学科再編で学科名から「原子力」が消えて統計から抜け落ちた影響もあるものの、人材供給の先細り傾向は既に「危機的な状況」(資源エネルギー庁幹部)にある』(1/6北海道新聞)

 不人気の背景には日本特有の「原子力アレルギー」、「原子力は危険」との印象を広めてきた一部のマスメディアの不断の努力があります。反原発報道は原発を止めることはできませんでしたが、学生の意欲を殺(そ)いで、人材の供給を止めるという長期的な成果を勝ち取ることができたというわけです。

 原発の是非は徹底的に技術的なリスク評価をした上で、議論すべき問題ですが、現状の反対論はそうはなっていないようです。例えば、朝日新聞07/03/17のトップ記事には、99年の志賀原発の制御棒落下事故のメカニズムの図解がありますが、その図は高校理科レベルの知識もない人が描いたと思われるもので、理解不能なものです(参考)。

 日本を代表する新聞が、この程度ですから、原発反対の運動は多分に情緒的なものだと思われます。柏崎刈羽原発の地震被害の誇張された報道の結果、危険だとしてイタリアのサッカーチームの来日は中止されました。ところが仏の左派系高級紙ルモンドは地震によく耐えたと、肯定的に報道したそうです。

 チェルノブイリ事故の前、ノーベル物理学賞を受けたソ連のP・カピツァは、ソ連での原発に慎重論を唱(とな)え、原発を安心して任せられるのは几帳面(きちょうめん)な日本人とドイツ人だけだと述べたそうです。

 日本人の原発管理能力が認められたのですが、優れた人材があってこその話です。人材不足によって管理能力が低下すれば、事故の起きる可能性は高くなります。大事故が起きたとき、原発反対を推し進めた人たちは、自分たちの行為が原発技術者の人材不足を招いたことを忘れ、「それ見たことか」と胸を張るのでしょうか。【了】

■関連情報
噛みつき評論(記者のHP)
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 岡田 克敏【 京都府 】
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