今週のお役立ち情報
平和の祈りが光と風になって!大船観音(鎌倉市)と夢想
2008年01月03日08時25分 / 提供:PJ
【PJ 2008年01月03日】−
JR東海道線・横須賀線の車窓からも見える大船観音寺(神奈川県鎌倉市)の初詣に行ってみた。大船観音(白衣観音)は、高さ25m・巾19m・奥行13mの巨大胸像である。この日2日は、参拝におとずれた若夫婦、家族連れなどに、新春の光と風によって慈悲の心が惜しみなくふりそそがれているように思えた。
参拝記念券には「昭和4年、人心の安定と国家の隆昌のため建設に着手し、戦争による中断を経て、昭和35年4月世界平和を願う温容ゆたかなお姿に変わって完成しました。近年、日本で暮らすアジアの人々の心のよりどころとして、毎秋『ゆめ観音』と題して各国の音楽舞踏が奉納されています」との説明がある。
境内には、東南アジアからの信者より奉納されたらしい灯籠(とうろう)に中国系、アジアの人の名前が並ぶ。その他、原子爆弾による犠牲者を弔う「原爆被災祈念碑」「戦没慰霊碑」など第二次世界大戦による犠牲者を弔う碑などもあった。
観音像の後部からは胎内に入ることができる。観音原型像の祭壇と礼拝所があり、由来と歴史を説明する室がある。そこには昭和9年には観音像の輪郭まで完成したが、日中戦争・太平洋戦争に突入し、資金や資材不足となり、観音像は未完成のまま放置されたとある。
さらに、「お願い」の掲示がある。ここにある「二つの石の台座は、大船観音建立発起人である花田半助氏や浜地天松氏らが計画した昭和当初の二体の大船観音像を奉安するためのものです」とし、座像と胸像の二体を作るつもりであったので、その初志に基づいて二体制作のための寄進をお願いしたい、というものである。
実は記者は20年以上前、座禅道場に参加したことがある。そのとき小冊子「金剛経要品講話〜附・金剛道修養法」(濱地天松居士・著)を教本にいただいた。現在も手元にある。昭和8年初版、昭和26年3版発行、金剛道会根本道場(鎌倉市大船駅前 無我相山 黙仙寺)のものである。教本の著者は、この観音像建立の発起人の一人、浜地天松氏と同一人のようだ。
当時導師であった天朗という居士は、「濱地天松居士は、気宇壮大な発想をする師で、国土の狭隘な無資源の日本の将来を考えれば、ブラジルが売りに出すという空気があるので、日本がそれを買うべきである、と主張して運動をしたということだ」と語っていたのを記憶している。
この伝聞は夢物語のようで、そのような事実があったのかどうかは、わからない。しかし、その後の日本が軍部による帝国主義国家に突入してしまったことを考えると、平和的な発想で困難を打開しようとする先人がいたのであるな、という感慨がある。
電車に乗れば人身事故によるダイヤの乱れを告げられる昨今、われわれは、現状改革の選択肢を、政治家の発想の貧困さを容認することによって、狭め過ぎているのではないか? という想(おも)いが頭をよぎる。
具体的な例を示せば、官僚のポチとなっている無能な政治家はいらない。自覚なき権力者である官僚そのものをわれわれは選挙で選ぶべきではないのだろうか。国家財政の危機に、支出の多くを占める公務員の給与はいかにも高すぎる。半分にすべきであろう。給料が安いといって辞める職員がでたら民間から補充すればよい。人はパンのみにて生きるにあらず、という志の日本国民はたくさんいることがわかるのではないだろうか。
「さだまれるすがたの物に無きゆえにやすきや火をも水となすらん」(濱地天松・著「金剛経要品講話」より。【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一【 東京都 】
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参拝記念券には「昭和4年、人心の安定と国家の隆昌のため建設に着手し、戦争による中断を経て、昭和35年4月世界平和を願う温容ゆたかなお姿に変わって完成しました。近年、日本で暮らすアジアの人々の心のよりどころとして、毎秋『ゆめ観音』と題して各国の音楽舞踏が奉納されています」との説明がある。
境内には、東南アジアからの信者より奉納されたらしい灯籠(とうろう)に中国系、アジアの人の名前が並ぶ。その他、原子爆弾による犠牲者を弔う「原爆被災祈念碑」「戦没慰霊碑」など第二次世界大戦による犠牲者を弔う碑などもあった。
観音像の後部からは胎内に入ることができる。観音原型像の祭壇と礼拝所があり、由来と歴史を説明する室がある。そこには昭和9年には観音像の輪郭まで完成したが、日中戦争・太平洋戦争に突入し、資金や資材不足となり、観音像は未完成のまま放置されたとある。
さらに、「お願い」の掲示がある。ここにある「二つの石の台座は、大船観音建立発起人である花田半助氏や浜地天松氏らが計画した昭和当初の二体の大船観音像を奉安するためのものです」とし、座像と胸像の二体を作るつもりであったので、その初志に基づいて二体制作のための寄進をお願いしたい、というものである。
実は記者は20年以上前、座禅道場に参加したことがある。そのとき小冊子「金剛経要品講話〜附・金剛道修養法」(濱地天松居士・著)を教本にいただいた。現在も手元にある。昭和8年初版、昭和26年3版発行、金剛道会根本道場(鎌倉市大船駅前 無我相山 黙仙寺)のものである。教本の著者は、この観音像建立の発起人の一人、浜地天松氏と同一人のようだ。
当時導師であった天朗という居士は、「濱地天松居士は、気宇壮大な発想をする師で、国土の狭隘な無資源の日本の将来を考えれば、ブラジルが売りに出すという空気があるので、日本がそれを買うべきである、と主張して運動をしたということだ」と語っていたのを記憶している。
この伝聞は夢物語のようで、そのような事実があったのかどうかは、わからない。しかし、その後の日本が軍部による帝国主義国家に突入してしまったことを考えると、平和的な発想で困難を打開しようとする先人がいたのであるな、という感慨がある。
電車に乗れば人身事故によるダイヤの乱れを告げられる昨今、われわれは、現状改革の選択肢を、政治家の発想の貧困さを容認することによって、狭め過ぎているのではないか? という想(おも)いが頭をよぎる。
具体的な例を示せば、官僚のポチとなっている無能な政治家はいらない。自覚なき権力者である官僚そのものをわれわれは選挙で選ぶべきではないのだろうか。国家財政の危機に、支出の多くを占める公務員の給与はいかにも高すぎる。半分にすべきであろう。給料が安いといって辞める職員がでたら民間から補充すればよい。人はパンのみにて生きるにあらず、という志の日本国民はたくさんいることがわかるのではないだろうか。
「さだまれるすがたの物に無きゆえにやすきや火をも水となすらん」(濱地天松・著「金剛経要品講話」より。【了】
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