「ズバリ言うわよ!」降板の理由について憶測が飛び交っている

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   人気占い師の細木数子さん(69)が、TBSの看板バラエティー番組「ズバリ言うわよ!」の降板を2007年12月に申し出ていることがわかった。番組は08年3月までには終了するようだ。突然降板の理由について、ネットでは様々な憶測が飛び交っている。

「他各番組の降板時期についてはまだわかりません」

   細木数子事務所はJ-CASTニュースの取材に対し、

「TBSに降板を伝えたことは事実です。細木はテレビ出演をしばらく『休業』したいと話していまして、これから徐々にテレビの仕事は減らしていくことになります」

と説明した。「ズバリ言うわよ!」は細木さんが絶対メインの番組なだけに、08年3月までには番組自体が終了することになりそうなのだが、「テレビの仕事を減らしていく」中で、なぜTBSが最初なのか。同事務所では、

「もちろんフジテレビさんをはじめ、これから、降板について各局に説明することになります。各番組の降板時期については、先方のお考えもあるでしょうからまだわかりません」
とだけ話した。

   一方のTBS。「ズバリ言うわよ!」は毎回視聴率が十数%と安定していて、07年8月に放送したスペシャル番組は、瞬間最高視聴率30・6%という大人気だった。最近、低視聴率に喘ぐTBSにとって、この番組がなくなるのは相当の痛手のはずだ。TBS広報はJ-CASTニュースの取材に対し、

「(細木さん降板は)一切決まっていないし、降板したいという申し出も正式には来ていない」

と細木さん事務所の話を全面否定した。

   ネット上には細木さんがなぜ番組を降板するのかについて、

「自民党から出馬するつもりなのだろう」
「もともと本業で稼いでいて、テレビは趣味とミーハーでの出演だから、突然辞めてもおかしくなかった」
「不祥事続きのTBSが嫌になったのだろう」

などの憶測が大量に出ている。そうした中に、

「TBSと細木の朝青龍へのインタビュー問題」

   を挙げるカキコミも出ている。確かに、細木さんとTBSの軋轢があるとすれば、真っ先に思い出されるのが、これだ。

TBSの「朝青龍取材」問題で不信感?

   07年10月初旬に細木さんが「ズバリ言うわよ!」のスタッフと共に、モンゴルで謹慎中の朝青龍に極秘ロケを行った、という報道があった。謹慎中だからインタビューなど許されるはずはない、と相撲協会はTBSに抗議したが、後に高砂親方が間違って取材を許可していたことがわかり、相撲協会とTBSは『痛み分け』で事は収束した。しかし、ここで宙に浮く形になったのが細木さんの存在だった。
   細木さんは後に「女性セブン」07年11月15日号で、

「私はTBSの番組のためにモンゴルに行ったんじゃないのよ。友人として見舞いに行ったのであって、私だけだと心もとないのでTBSのスタッフを誘ったらついてきてくれたんだよ」

などとこの「事件」の背景を説明したが、TBS広報はJ-CASTニュースの取材に対し、初めから撮影の目的は、

「後々に放送する予定のドキュメンタリーの取材」

   で、細木さんと朝青龍の会話などを撮った、と話している。つまりこの取材に細木さんが最初から関わっていることを認め、TBSと細木さんの説明は食い違う形になった。これで細木さんがTBSに対し不信感を持ったとしてもおかしくはない。

   ただ、J-CASTニュースが細木さんの事務所に確認してみると、

「朝青龍の取材の一件と、今回の降板は関係ない」

ということだった。

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