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ピンぼけした福田政権下で進行するガソリン高騰と地方の疲弊

【PJ 2007年12月27日】− 「ガソリンでいえば、150円、155円ぐらいまでになったことが過去にもあったんです」−−。福田首相は丸善石油(現コスモ石油)に17年間勤めていましたから、そのときの知識を披歴したのでしょう。薬害C型肝炎問題では失地(支持率の急落)を挽回(ばんかい)しようと必死ですが、政治家の発言としては依然としてピントが外れたままのようです。

 都市と地方ではガソリン高騰の痛みが格段に違う点です。10日に発表されたレギュラーガソリンの店頭価格の全国平均は155.5円(石油情報センター調べ)でしたが、ガソリン価格の地域格差は1リットル当たり10円以上の開きがありました。長崎、鹿児島が最も高く、優遇措置のある沖縄が最安値でした。こうした目に見える格差にも問題がありますが、構造的な問題が見落とされています。

 国土交通省道路局の調査(平成13年度)によれば、自動車交通の旅客輸送分担率は三大都市圏54.3%に対し、地方圏は92.3%に達しています。つまり、地方圏では圧倒的に自動車に依存した生活実態が明らかになっています。

 地方に暮らしている国民は、自動車なしには生活ができません。ガソリン高騰の痛みは都市生活者以上に痛烈です。ニュースを見る目、そして政策、政治を考えるとき、構造的な問題を見過ごすことはできません。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 吉川 幸雄【 神奈川県 】
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