2008年の運気は「あげまん」女でアップする!?
2007年のあなた、何かいいことはありましたか? 何もいいことがなかったあなた、原因は「さげまん」の恋人もしくは奥様ではないですか……。男なら誰でも妻や恋人、愛人に迎えたい「あげまん」女。運気を左右するという「あげまん」「さげまん」は、実在するのかどうなのか、検証してみました。
ある進学塾で講師をしている杉山さん(31歳・仮名)は彼女いない歴5年を経て、今年、かわいい女性と知り合った。塾で教えている高校生のお姉さんで24歳のOLサチコさんだ。女優の沢尻エリカに似たかわいい女性で、結婚も意識したお付き合いを続けている。
「外見が沢尻エリカによく似ているんです。おまけに性格もエリカ様。食事をしていても、機嫌悪そうにブスッとしてろくに口も聞かない時があるし、このあいだなんか、彼女の誕生日祝いにダイヤのピアスをプレゼントしたのに『あたし、ダイヤってあんまり好きじゃないのよね』って、うれしくなさそうに受け取った時には、さすがにカチンときた」。
が、それでも杉山さんは、彼女との付き合いをやめる気はないそうだ。実は彼女と知り合ってから、塾の教え子がなんと3人も東大に合格。その他有名大学にも多数が合格し塾長から特別ボーナスをもらったそうだ。ひょっとしたらサチコさんは世にいう「あげまん」かも知れない、と杉山さんは密かに喜んでいる。
「今年はいいことはなーんにもなかったね。ボーナスは減るし、小遣いは減るし、おまけに靴の底まで減っちゃうし」と、嘆くのは、資格教材会社の営業マン片平さん28歳だ。片平さんは今年の春に結婚したばかり。奥様は片平さんの会社にアルバイトでやってきた元フリーター。
「女房は高校を出てからずっとフリーターだったから、本当に自由きままというか、わがままというか。僕の会社にバイトで出入りしてたころだって、遅刻や無断欠勤は当たり前、お得意様に書類を届けさせれば半日は帰ってこないし。それでも、なんか憎めないところがあって、僕の奥さんになってもらったんです」。ところが……。
「女房がバイトに来るまでは僕は営業成績もよくて、社内表彰と海外研修なんかも行かせてもらってたんですけど、女房と知り合ってからは営業成績がガクンと落ちて、所長には怒られるわ、財布は落とすわ、競馬は外れるわでもう踏んだり蹴ったり。僕の奥さんは完全な『さげまん』だと思いますよ。ホントに」。
伊丹十三監督の映画『あげまん』以来、すっかり日常語として定着した「あげまん」「さげまん」という言葉。もともとは花柳界の隠語で、運や巡り合わせのことを「間(まん)」といい「まん」つまり運気を上げることを「あげまん」と呼ぶようになった、という説や、不運を幸運に変えたり、縁起直しすることを「間直し(まんなおし)」といい、その結果、運気が上がることを「あげまん」、下がることを「さげまん」と呼ぶようになった……という説などいろいろある。
もうひとつ有力なのが「あげまん」「さげまん」の「まん」は、ズバリ女性器の俗称からとった「まん」だろうという説だ。この説は映画『あげまん』の影響が大きく、男に幸運をもたらす女のことを「あげまん」、逆に男の運気を下げたり不運を招く女のことを「さげまん」といい、男にとってはあまり歓迎したくない。
ただし「間直し」説の「まん」は性別や年齢、ましてや性的な意味合いはないので「あげまん」も「さげまん」も女だけに限ったことではないのだが、いくら幸運なことをもたらす男でも「あげまん」とはいわないし、女を不幸にする男を「さげまん」とはいわない。週刊誌やスポーツ紙の見出しに「女優の誰それは『あげまん』」とか「男性歌手の××は『さげちん』だ」というふうに使われているのは、明らかに女性器説から来ていると思われる。
今回「あげまん・さげまん」をテーマにいろいろ話を聞いたが、かなりの割合で、「あげまん・さげまん」は実在すると思っている人が多かったことだ。そして、「あげまん・さげまん」は実在します、と言い切るのは某カルチャー講師、人呼んで「恋愛の達人」、前川みやこ先生だ。
「自分のパートナーが「あげまん」か否かは、言葉を換えれば相性がいいか、悪いかということだと思います。大恋愛の末に結ばれたカップルだって、相性が悪ければいつか破綻が来るし、見合いで結ばれた夫婦でも、相性がよければ共に「あげまん」ということになります。でもこの場合の相性とは、性格や食べ物の好み、家柄とかいった表面的な条件ではなく、もっと根深いもの、生体の持つバイオリズムのようなものが合ってるかどうか、がポイントのような気がします」。
「何の証明もできないし、非科学的かも知れませんが」と前置きして語る前川みやこ先生によれば、バイオリズムの合う相手であれば、より自分らしく生活でき、潜在エネルギーも引き出される。その結果、さまざまなことが好転して行く。バイオリズムの合わない相手であれば、表面的にはどんなに愛し合っていても、根深い所でストレスがたまり、その結果、日常生活のさまざまなことにひずみが生じる。
「『あげまん・さげまん』の語源は、性的なことではないという説もありますが、私はやはり性的な部分は大きいと思いますよ。ふだん多くの方々のカウンセリングをしていて思うのは、バイオリズムを司るのが、まさしくこの“性の相性”だからです」。
つまり、世間一般でいわれているように「相性は、寝てみないとわからない」というのは、都市伝説ではない? 「正確には、“一緒に暮らしてみないとわからない”ですね。今の人たちは、動物本来が持つ相性のいい相手をみつけるための“原始の本能”が薄れてきているから、多少のお付き合いじゃ判断できなくなってるんですね」と、前川みやこ先生。
結婚前にいろいろ試せればいいのですが、そう簡単なことでもなさそうな気もするし……。間もなく2008年。「あげまん」を意識して、もう一度周りを見回してみてはどうだろうか。(取材/XIXOX金子保知)
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