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【コラム】有馬記念/元騎手が見たサムソンの敗因

2007年12月24日19時46分 / 提供:UMAJIN

UMA-JIN
【コラム】有馬記念/元騎手が見たサムソンの敗因
マツリダゴッホは9番人気。国枝厩舎は今年ピンクカメオのNHKマイルCに続きGI2勝目。NHKマイルCはGI史上最高配当、有馬記念はレース史上最高と、奇しくもどちらも高配当決着となった。
 これは僕の持論で、何度もいっていることだが、レースの流れを作るのは2番手の馬。今回も例に違わず、流れを作ったのはチョウサンの後ろにつけたダイワスカーレットだった。

 この馬は不思議な馬で、自分で流れを作ったときは必ず落ち着いた流れになる。常に自分の形になるんだよね。それはこの馬が生まれ持った運なのかもしれない。あるんだよね、そういうのって。

 ただ、もし自分が乗っていたら、3〜4コーナーで抜け出してきたマサヨシ(蛯名騎手)をああ簡単には出さなかったかな、と思う。それで結果が変わったかどうかはわからないけれどね。

 そのマサヨシのマツリダゴッホは、すごくうまく流れに乗れていた。無駄な動きをせず、ロスのない競馬ができていたね。今回はそれが一番の勝因だと思う。馬自体に関していえば、精神面で大人になって、折り合いがつくようになっていたのが大きいと思う。大一番で力を出せるようになっていたということだね。

 3着ダイワメジャーはデムーロがうまくインコースを回ってロスのない競馬ができていた。でも、もうちょっとスカーレットと勝負させてもよかったんじゃないかな。

 4着ロックドゥカンブは、器用な馬じゃないだけに、ゴチャつく後ろ目の位置が痛かった。レースで一度でもキネーンが乗っていたら違ったとは思うのだけれど…もっとやれる馬なだけに、ちょっと残念な結果だったね。

 力を出せなかったのはメイショウサムソンとウオッカ。前者はユタカ(武豊騎手)の騎乗を批判する声もあるようだが、それはハッキリいって間違い。パドックからして、あの馬の状態は本物じゃなかった。プラス2キロ以上にボテッとして、覇気のあるサムソンらしさがまったくなかった。

 実際、レースでユタカがどれだけ押しても反応しなかったからね。サムソンの今回の敗因は状態面。それは間違いないと思う。

 ウオッカは、道中折り合いを欠いていた。パッと見じゃわかりにくいかもしれないけど、いつもは安定している四位の体があれだけ揺れているというのは、かなり我慢しているということ。そうなってしまうと、ダービー馬とはいえ好走は難しい。4コーナーで接触したのも痛かったね。(坂井千明)

関連ワード:
有馬記念  武豊  マツリダゴッホ  ウオッカ  ダイワメジャー  

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