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「ゴジラ出現!」の有事を想定――じつは大マジメな問題だ

【PJ 2007年12月24日】− 未確認飛行物体(UFO)について政府が閣議決定した「存在を確認していない」とする答弁書をめぐって、政府・与党内で予想外の反響が広まった。石破防衛相も20日の記者会見で見解を述べ、さらに「ゴジラが現れたら災害派遣」と持論を展開した。

 21日には防衛省の真部朗報道官が「(旧防衛庁が)頭の体操としてゴジラへの対処を議論したことがある」という事実も明らかにした。

これを「バカげている」と否定的にとらえるか「当然に行うべき議論」だと肯定するか、意見が分かれるだろう。

 実際にゴジラが現れたり、宇宙人が地球に侵攻たりするという事態は、現時点での認識では考えにくい。ゴジラは架空の生物だし、UFOが宇宙人の乗り物であるか否かも分からないからだ。

 一方で「ゴジラのような巨大生物」や「地球へ飛来できる宇宙生物」が実在しないと断定できる根拠もない。だから「可能性が否定できない以上、議論ぐらいやっておく」ことは国家として当然の責任なのだ。

 真部氏は具体的な研究内容や結論は明らかにしなかったが、内局の運用担当者レベルでは「暴れるゴジラに対しては、有害鳥獣駆除の名目で武器・弾薬を使用できる」との結論に達したという。妥当な線に落ち着いたということか。

 UFOへの対処については、一応公式の場で大臣の発言があったので、具体的に検討され始めるかもしれない。ほんの十数年前には有事研究を行うことすらタブーだったことを考えると、まさに隔世の感がある。

 ところで「有害鳥獣」として駆除されたゴジラの遺骸処理は、環境省の担当になると思われる。放射能汚染にも対処しなければならない。ならば環境省も「ゴジラ出現」の有事に備えて、対処法を検討しておくべきではないだろうか。

 もっとも政府も役所も、これらの「有事研究」に着手するのは、いま山積している問題を片付けた後でゆっくりやってもらいたい。【了】

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パブリック・ジャーナリスト 平藤 清刀【 大阪府 】
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