家族の健康管理ができる「WiiFit」

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任天堂が12月より販売を開始したWii用の周辺機器「WiiFit」は、これまでの家庭用ゲーム機になかった新しい分野を開拓したゲームグッズだ。「WiiFit」は、リビングでフィットネスを手軽で楽しめるうえに家族の健康管理にも役立てられる。前回に続き、今回は実際に「WiiFit」の体験をレポートしよう。

■姿勢を改善しよう - からだ測定

「からだ測定」では、自分の状態を把握することで日常の健康管理を効率的に行える。測定できる項目は、自分の体重とBMI、重心だ。BMIとは、身長と体重の比率から算出した体格指数で、やせぎみ・標準・太りぎみ・太りすぎの4つから現状を教えてくれる。一方、重心は自分のからだの重心バランスのことで、正しい重心バランスを身につけることで姿勢を改善できる。

早速BMIの測定を行ったところ、「太りぎみと」の結果が出た。「WiiFit」では減らしたい体重と、それに要する期間を設定することでダイエットの目標を設定できる。後述する4つのジャンルのトレーニングにより、毎日の継続した運動でからだを引き締めて体重を減らそうというわけだ。

体重の重心を測定してみたところ、「ちょっと左重心デスね。」という結果。ちなみに筆者は、ショルダーバッグを左肩に掛ける癖があるため、予想通りに重心は「ちょっと右重心デスね。」だった。
BMIの測定結果重心測定の結果
BMIの測定結果重心測定の結果

なお、実年齢と運動能力から「バランス年齢」を算出することができる。実年齢よりも年とっていれば、からだはそれだけ衰えているというわけだ。

■からだを鍛えよう - トレーニング

「トレーニング」では、バランス感覚を養うための「バランスゲーム」、体内の脂肪の燃焼を促進させる「有酸素運動」、からだの引き締めや柔軟性のあるからだ作りをサポートする「ヨガ」、からだの部位を引き締める「筋トレ」という4つのジャンルのトレーニングが楽しめる。それぞれのトレーニングで運動した時間は、運動貯金として蓄積され、運動貯金が増えると新しいトレーニングが追加される仕組みだ。

「バランスゲーム」では、飛んでくるサッカーボールを左右の体重移動によりアタマで受ける「ヘッディング」、からだを傾けてスキーを滑りながらフラグを通過する「バランススキー」、からだの重心を調整しながらタイミングよくヒザを伸ばしてジャンプする「スキージャンプ」などの競技を楽しめる。

早速、「スキージャンプ」に挑戦してみた。ジャンプ台の滑走時には前傾姿勢で前方に体重を掛け、踏切時に勢い良くからだを垂直に伸ばすのがコツのようだ。しゃがんで背伸びをするだけだが、日頃からからだを動かしていないと、そこそこの良い運動になる。
「スキージャンプ」に挑戦「スキージャンプ」の画面
「スキージャンプ」に挑戦「スキージャンプ」の画面

次に挑戦したのは、体内の脂肪の燃焼を促進させる「有酸素運動」だ。腰を回すことで画面上の大きな輪を落とさないように回す「フープダンス」、リズムに乗って前後左右にステップを踏む「踏み台リズム」、その場で足踏みする「ジョギング」、二人でトレーニングできる「2人でジョギング」、「フープダンス」をより難しくした「燃焼フープダンス」、リズムに乗って手拍子をつけながら前後左右にステップを踏む「踏み台ダンス」などの運動を行える。

試しに「フープダンス」に挑戦してみたが、実際にフラフープを回す要領で腰を動かさないと、画面上の輪を上手に回せないのには驚いた。単純な運動だが何度もプレイすると十分な運動になる。
「フープダンス」に挑戦「フープダンス」の画面
「フープダンス」に挑戦「フープダンス」の画面

「ヨガ」は、ヨガの基本となる「腹式呼吸」、両腕を真っ直ぐ上に伸ばし、左右にからだを曲げてウェストラインを意識しながら伸ばす「三日月のポーズ」、両手を真っ直ぐ前に伸ばした姿勢で両膝を曲げて腰を落とした状態をキープする「腰かけのポーズ」などを実践できる。

今回は、「立ち木のポーズ」に挑戦してみた。片足立ちの姿勢んをとり、胸の前で合掌した手を真っ直ぐ天井に伸ばすというものだが、体験したスタッフによると、ふだん使わない筋肉を使うため、見ためよりも疲れるとのことだ。
「立ち木のポーズ」に挑戦「立ち木のポーズ」に画面
「立ち木のポーズ」に挑戦「立ち木のポーズ」に画面

最後にからだの部位を引き締める「筋トレ」に挑戦した。バランスWiiボードの上に乗り、片方の足を上げて片足立ちをし、上げている足を舞えから後ろに蹴り、反対側の腕を上に伸ばす「片足バランスウォーク」、バランスWiiボードに手をついて腕立て伏せをした後、片足を交差させ、からだを開き片方の腕を天井に伸ばす「腕立て&バランス」などのトレーニングができる。
体験したスタッフは、両足を肩幅に開き、両腕を大きく横に伸ばして、上体をひねる「水平ひねり&横ひねり」に挑戦したが、短い時間にもかかわらず額から汗が流れるほど効果があった。
「水平ひねり&横ひねり」に挑戦「水平ひねり&横ひねり」に画面
「水平ひねり&横ひねり」に挑戦「水平ひねり&横ひねり」に画面

「WiiFit」は、ゲーム感覚で楽しみながら運動ができる楽しいグッズだ。しかもトレーニングの状況に応じて、トレーナーから健康へのアドバイスを受けられる。最大8人までのデータ登録が可能なので、ほかのメンバーの状況を確認しながら励むことができる。家族の健康管理には持ってこいのツールだろう。
最近、ウエストまわりが気になる人、からだを引き締めたいと考えている人は「WiiFit」に挑戦してみるのもよいだろう。

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編集部:関口哲司
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