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有馬記念/最強助っ人が本気の来日 ロックドゥカンブ

有馬記念/最強助っ人が本気の来日 ロックドゥカンブ
キネーン騎手を背に追い切りで好時計をマークのロックドゥカンブ(左) 伝説の名手が遅生まれの素質馬を勝利に導くか!?
美浦 ポリ 良 49.8-36.0-11.5 強め

 グランプリに出走する16頭中、ただ1頭木曜追いとなったロックドゥカンブ。ほぼこの1戦のためだけに短期免許を取得し、来日したといっていい“欧州の伝説”マイケル・キネーン騎手が手綱をとった。
 20日の追い切りではポリトラックでジャガーメイル(3歳1000万下)を追走し、4Fから強めに追われ軽快なフットワークで僚馬を抜き去る。先に出て「フワッとした」(キネーン騎手)というが、名手のゴーサインに鋭く反応しフィニッシュは11秒5、1馬身先着と豪快な脚を見せた。

 デビューから土つかずの4連勝で臨んだ菊花賞は、メンバー最速35秒4の上がりタイムを繰りだすも不完全燃焼な形で3着に終わった。「10年に1頭の馬」と、愛馬を評する堀師は
「前走の菊花賞は人馬共に初物尽くしで、力を出し切れなかったのが悔やまれる。放牧後は逆算して帰厩させ、ここを目標に予定通り乗り込めました。まだ緩いところがあるからビシビシ追ってはいませんが、放牧でリフレッシュした分、菊花賞時よりデキは上でしょう」
と、調整に関しては抜かりがないことを強調した。

 ニュージーランド生産馬で、半年遅生まれ。施行規程で斤量はマイナス2キロの措置が取られているが、
「3歳馬がダービー後に宝塚記念に出るようなもので、53キロが特別有利とは思えない。完成された古馬は本当に強いですからね。古馬との初対戦、それも今回は一線級の馬が相手ということでタフな競馬になると思いますが、来年に向け成長途上のここでどれだけやれるか楽しみにしています」
と、師はあくまでチャレンジャーとしての姿勢を崩さない。しかし、世界のキネーンを呼びよせたことは何よりも本気度を証明している。

 春の祭典・日本ダービーでは牝馬ウォッカが優勝し、競馬の常識をひっくり返した2007年。その年を締めくくるグランプリで「実質3歳春」「牡馬53キロ」「テン乗りの最強助っ人」「キャリア6戦目」……異色ファクターずくめの馬が、もう一丁常識をひっくり返すシーンは十分にあるかもしれない。

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