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羽子板市で賑わう、師走の浅草寺。=東京都台東区

2007年12月20日08時53分 / 提供:PJ

pj
羽子板市で賑わう、師走の浅草寺。=東京都台東区
大勢の人で賑わう浅草寺の羽子板市。東京都台東区。(撮影:葦乃原 光晴、12月19日) 写真一覧(3件)
12月17日から19日までの3日間、東京都台東区の浅草寺境内で、師走の風物詩として有名な羽子板市が開かれた。

 浅草寺の社務所で取材の申し込みをすると、「『たかさごや』さんが組合長さんです」と、教えてくれた。境内には約50店の羽子板露店が出ていたが、「たかさごや」と書かれた暖簾(のれん)は宝蔵門の前にあった。暖簾の中では華やかな羽子板がたくさん並べられていて、ちょうど、お客さんに買って頂いて「お手を拝借」と、手締めをしているところだった。

 東京歳之市羽子板商組合の組合長・南川行男さんは、羽子板市の最終日でご多忙のところ、快く取材に応じてくれた。

 ―大勢の人で賑わっていますが、今年の売れ行きはいかがですか?
 「今年の売れゆきは去年と同じくらいで、3万円から5万円位の羽子板がよく売れます。ただし、最近の住宅事情もあって、大きいものより小さくても良い品物が売れます」

 マンション住まいの人が多くなって、大きな羽子板は飾る場所に困るのだろう。

 ―どんな方が買っていかれるのですか?
 「羽子板は、子供が生まれたときのお祝いとして『新年に飾って下さい』と、年末に贈るものです。羽子板は末広がりで縁起が良い。羽子板は、『邪気を羽のける』と言って、子供が元気にすくすく育つようにという願いを込めてお正月に飾ります。そして、その子が成人したらお役御免で浅草寺に納めるのです。でも、羽子板が好きで集めている方もいます。そういう方は、毎年買ってくれます」

 確かに、いろんな羽子板があって見ているだけでも楽しい。世相を反映した羽子板が売れるのも頷(うなず)ける。

 「羽子板は女性に贈るので、昔は、芸者遊びをした旦那(だんな)衆が羽子板を買ってくれたものですが、最近は、そういう旦那衆が居なくなりました」と、時代の流れを感じさせるお話も聞かせてくれた。

 「葛飾区伝統産業職人会」というホームページを見つけた。そこに「江戸押絵羽子板」の説明があって、南川さんの名前が載っている。「江戸押絵羽子板」の説明文の中では、

 「古くは『胡鬼板(ごきいた)』とも呼ばれ、正月の羽突き遊びや新年を迎える贈り物として用いられてきました。羽子板で諸々(もろもろ)の邪気を羽のけて、健やかな成長のお祝いをすることの意味もこめられています。押絵羽子板は、婦女子の手工芸品として江戸時代に普及した押絵細工が、女子に縁のある羽子板に用いられたものです。特に江戸時代後期に、歌舞伎の人気役者の舞台姿を写した似顔羽子板が、江戸の人々の人気を得ました」と、書かれてある。いろいろな物が紹介されていて楽しいので、こちらのホームページもご覧下さい。

 羽子板市が終わると、いよいよ年の瀬。浅草は季節感があっていい。【了】

■関連情報:
葛飾区伝統産業職人会
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 葦乃原 光晴

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舞台  芸者  マンション  歌舞伎  成人  
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