問題となったブログの記事は、すでに削除されている

写真拡大

   フリーアナウンサー小林陽子さんが自身のブログで友人の不倫相手を暴露した。「既婚男性に結婚をエサにはめられ2回も流産」と明かし、「同じ女として絶対に許せない!」と怒りを爆発させた。そして、相手は出版社に勤務する男性で、特定できる会社名、職場、役職、イニシャルをブログに暴露してしまったものだから、ネット上で騒然となっている。

会社名、所属、役職、イニシャルを書いてしまった

   小林さんはブログで2回その友人の体験談を書いている。1回目は2007年12月17日付けでタイトルは「大人の恋の物語」。実際にあった残酷な話だと断り、かなりの長文が綴られている。内容は、友人でタレントのA子が結婚10年になる男性と不倫関係になり、妊娠。しかし、生活が多忙なことと、彼氏の離婚がなかなか決まらないストレスもあって流産。A子が彼氏に「本当に離婚する気があるのか」と問い詰めると「もちろん」という返事があった。再び妊娠し、彼氏は「産んでいいよ」と言ったが、A子は体が弱いためにまた流産してしまう。

   彼氏の仕事が忙しくなり、A子は別れを切り出すが、彼氏は、「いやだ。A子とは別れたくない」と拒む。その一ヵ月後、A子が彼氏に電話してもつながらなくなり、思い切って自宅に電話したところ、彼氏の奥さんが電話に出て、生まれたての赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきた。赤ちゃんは、彼氏とその妻の間に人工授精で生まれた子供。A子は、子供が生まれるまでの10ヶ月間、何も知らされていなかったことに絶望。2人の関係は終わった、などと書いている。

   1回目を読む限りは、「ケータイ小説」のようでもあり、ホントの話しだったかどうか全くわからないのだが、このブログに相当数のコメントが来たようで、小林さんはそうしたコメントに感謝し、翌日の07年12月18日に「償い」と題した続編を書いた。

   書いているうちに、A子の不倫相手に対する怒りが収まらなくなったようで、

「自分だけの性欲や快楽を楽しむためにA子に近づき、避妊もしないで簡単に身ごもらせて、『じゃあね』で済ます男は最低です。同じ女として絶対に許せません!」
「『妻とは子供ももうできない』とか、『A子と結婚して、子供を作りたい』など、はめてA子をだましたのは、●です」

「今後のタレント活動をどうすべきか検討している」

   そして、A子の不倫相手が特定できるような会社名、所属、役職、イニシャルを書いてしまった。

「罪を償ってください。A子のためにも、空へ飛んで行った2つの胎児にも・・・。悲しすぎる話です」

と結んだ。

   「2ちゃんねる」にもスレッドが立ち議論が展開されているが、そもそもこのブログの内容は事実なのか。J-CASTニュースは、ブログに書かれているA子の不倫相手とされる男性の会社に電話してみた。電話に出た男性は「お待ちください」と快く電話を当人に回そうとしてくれたが、保留の音楽が流れる途中で、突然電話が切られた。再度電話すると、不機嫌そうな声で女性が電話に出て、

「外出中です。いつ帰るかわからない」

と話した。

   小林さんの所属事務所セントフォースに取材すると、事務所の担当者は小林さんのブログは読んでいないものの、

「不適切なものがブログにあったのは認識しています」

ということだった。「アメブロ」を運営するサイバーエージェントからの指摘もあり、07年12月18日の夕方、小林さんのブログの記事を削除したのだという。そして、

「ブログの再開は白紙です。今後のタレント活動もどうすべきか検討している最中です」

ということだった。

J-CASTニュースとは?

従来のマスコミとは違うユニークな視点で、ビジネスやメディアに関するさまざまな記事を発信しています。読者投稿のコメント欄も充実!
国内最大級の新商品サイト「モノウォッチ」も開設!