南米王者ボカ・ジュニアーズとのクラブW杯決勝戦を前に、欧州王者ACミランを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が現在の心境を述べている。

「(カルチョ・スキャンダルに揺れた)06年夏は本当に苦難を味わった。欧州CLも予選からの参加に回されてしまったこともあり、誰も想像していなかっただけに厳しい開幕だった。あの時始まった冒険はクラブW杯決勝戦まで辿り着いた。この理想郷を達成したことを誇りに感じている」としみじみと語った。

先発布陣を問われたアンチェロッティ監督は「明確なアイディアはあるが、何も言うつもりはない。確信を持って言えることは、信頼と勝利への飽くなき欲望を抱き、ファイナルに挑むだけだ。03年当時のボカと比べると、クオリティはアップしているが、経験の面では劣っているのではないか」と話している。