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【コラム】阪神C/先を考えれば、別定戦への登録が吉

【コラム】阪神C/先を考えれば、別定戦への登録が吉
連覇を狙うフサイチリシャール。金杯になると今年以上のハンデが確実で、ここはメイチ勝負か!? 写真一覧(2件)
 今週の日曜日に阪神で行われる阪神Cには、実に66頭もの馬が登録をしていました。秋の福島や、春の新潟開催での下級条件戦ではこういうケースがままあるものですが、さすがに重賞、しかもGII戦でこれほどまでの登録数というのは、私もあまり記憶にないことです。

 ただ勘違いしてはいけないのは、この登録馬の大半が、GII戦でも高額な7000万円の賞金を目当てにしたものではないということ。ハッキリいってしまえば、阪神Cに出ることは論外で、むしろ次を狙っているケースが殆どだということ。これを忘れてはいけません。

 ここで私がいう次とは、正月開催の金杯のことです。

 金杯は正月恒例のハンデ戦。京都金杯はマイルで行われます。対して、阪神Cは別定戦。実はこの別定という条件が大きな意味を持っているのです。というのも阪神開催は次週の最終レースにファイナルSというマイル戦が組まれています。このレースはハンデ戦なのですが、あくまでもオープン特別。
 日本のハンデキャップは不思議なもので、仮に前走のレースで相手に恵まれ、重いハンデを背負わされたとします。すると関係者は「この斤量では辛すぎる」と、当然回避。次の同条件、しかも相手が強くなる重賞に出走させようとします。ですが大半の場合、相手が格段に強くなったとしても、前回決められたハンデが軽くなるということは、ほとんどないのです。ファイナルSで56キロだとすれば、金杯でもやはり56キロ。多少勉強してくれたとしても1キロ減るかどうか。その程度しかまけてはくれません。
 ですから、本来はファイナルCと分散するはずの馬が中途半端なハンデをもらってしまうことを避けるために、あえて別定の阪神Cに登録してきた。ということになるのです。

 逆に阪神Cに登録せず、来週のファイナルSだけに登録してきた馬がいたとしたら、その馬は絶好の狙いに、なるかもしれません。

 最後に今週以降の馬券のヒントですが、リーディング上位厩舎の中に必ず多頭数出走させてくる馬が増えてくるはずです。これは厩舎表彰を意識しているからこそのもの。今のところ表彰圏内にあるのは、34勝を挙げている池江寿厩舎あたりまででしょうが、メリット制による馬房増の恩恵もそこに加わってきます。この争いは相当熾烈を極めることになるでしょう。

 なかでも20馬房で上位に位置している厩舎は、残り2週で死にものぐるいに勝負に出てくるはずです。こういう厩舎をマークしておけば、馬券でもいい思いができると思いますよ。(新関力)
【コラム】阪神C/先を考えれば、別定戦への登録が吉
新関力…元JRA調教師。82年の桜花賞馬リーゼングロスなど数
   
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