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【独女通信】哀愁の合コン盛り上げ女

2007年12月13日18時00分 / 提供:独女通信

独女通信
【独女通信】哀愁の合コン盛り上げ女
K子(33歳)はとにかく忙しい。会社でのポジションはプロジェクトリーダー。習い事をしている独女仲間を見ると、優雅な時間の過ごし方が羨ましいと思うのだが、教室に通える時間に退社するのは厳しい。しかし、彼女が忙しいのは仕事だけではない。手帳には毎週末合コンの予定がびっちり。なぜ習い事はダメで、合コンはOKなのか?

「どうしてもって頼まれるのよ。人に頼られるのって嬉しいし、使命感を感じると断れないじゃない?」

盛り上げ役として呼ばれている以上、合コンの場に出会いを求めるのは諦めた。それでも、人から頼まれるとNOと言えない。アネゴ化した独女の特徴だ。

数々の合コンを盛り上げて来たK子には、経験に基づくいくつかの心得があるそうだ。
・ 自分の仕事が忙しい事を自慢してくる男性に、自分の方が忙しくても決して張り合わない。が、相手にもしない。
・ ワインには詳しい彼女だが、わがもの顔で披露されるうんちくも知らなかったフリをする。が、勧められても好みでないワインには口をつけない。
・ 他の女子より年上のK子をオバサン扱いして笑いを取る男性がいると、心の中ではありきたりな攻撃にしらけっぱなしなのだが、そこは怒ったフリをしてあげる。
・ 面倒くさそうな男性を持て余している女性がいる場合は、二人きりにせずに割って入る。が、自分も面倒くさいので、しばらくは全体を巻き込んで話す。

「それにしても、これだけ合コンを経験していて、場を盛り上げることを任せられる男性に出会ったことがないって言うのは問題だと思うわ。」と嘆くK子。
仕事のせいで待ち合わせから参加できたためしが無く、会場に着いた瞬間の「待ってました」と言う女性陣のまなざしにやる気が出ると言うから、もう職人の域に達している。

雰囲気を重視するK子だが、男性側の意図に逆らいたくなる状況もあるらしい。人数合わせに連れて来た感じの友人をターゲットにして笑いを取り、自分の株を上げるのに一生懸命な男性を見ていると、いじられ役の男性の方を持ち上げたくなるのだそうだ。

「結果として、誘ってくれた友人からは優秀な『爆弾処理班』として重宝されているみたいだけど、そう言うタイプの人とは下心無しの普通の会話ができて意外と楽しいのよ。直接恋愛に繋がった事はないけど、友人関係は広がるし。」

事実、合コンで彼女が熱心にお相手した男性が、共通の趣味の社会人サークルに参加していたことから、今ではK子もそのサークルの一員となっている。

「サークル仲間にちょっといい感じの人がいるんだよね。そういう後日の繋がりの方に目を向けているから、合コンの場では都合のいい盛り上げ役をかって出ても構わないの。」

そして「年末はイベントに向けたスベリコミ合コンも多いから、ますます忙しいのよ。」

そう言って、今週もK子は使命感を胸に次の戦場へ向かうのだ。(オフィスエムツー/矢島由紀子)
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