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【有馬記念インタビュー】ロングインタビュー/オリビエ・ペリエ騎手【前編】

【有馬記念インタビュー】ロングインタビュー/オリビエ・ペリエ騎手【前編】
オリビエ・ペリエ
(Olivie Peslie)
73年1月12日、フランス生まれ。身長164cm、体重54.4kg。89年にフランスで騎手免許を取得。94年に初来日し、日本でのJRA通算成績は2110戦355勝(07年11月26日現在)。 写真一覧(2件)

史上4頭目の連覇はこうして達成された

 ご存じの通り、彼は02〜04年に前人未到のグランプリ3連覇を達成している平成の有馬男。当然今年(07年)も注目しなければならない人物である。そんな彼に過去5年の有馬記念の映像を見てもらい、有馬で勝つためには何が必要なのか、そして大一番に向けて、どんなペリエ・マジックを用意しているのかを聞くことにした。

 (02年、有馬記念のVTRを見ながら)このときは3歳牝馬のファインモーションが1番人気でした。やっぱり意識していたんですか?
「してなかったね。確かにファインモーションはいい馬だけど、彼女にとって中山の2500mは長いと思っていたから。それよりもタップダンスシチーを意識したよ」

 タップ? でも、このときはGI初挑戦だったし、まだこの馬の強さを誰も知りませんでしたよね。翌年の間違いじゃないですか?
「レース中に意識せざるをえなかったんだ。1周目のスタンド前で我慢できなくなったファインモーションがタップを交わして逃げるかたちになり、それを向正面で再度タップが交わした。普通なら入れ替わりの激しい競馬と思うよね。だけど馬がとてもリズム良く走っていたんだ。“これはやられる!”って思ったよ。佐藤哲騎手とタップダンスシチーはのちにわかることだけど、とても優れたペースメーカー(逃げ馬)。ずっとコンビを組んでいるからこそできるわけだけど、緩急のある逃げを打てるから、後続はどうしても幻惑されてしまうんだ」

 だけど、ペリエ騎手はそれに気づいていたわけですよね。何か対抗策を打ったんですか?
「いや、前には岡部さんのコイントスがいたし、外に出すのもロスになるから、あえて内でジッとしていたんだ。だけど、4コーナーを回ったとき、タップはかなり前にいたし、前が壁になって動くに動けなかった。さすがにダメか…っと思ったよ(苦笑)。そうしたら、ちょうど前が開いたんだ。それでボクはクリスエスにゴーサインを出したってわけ。ラッキーだったよ(笑)」

 結局、タップを交わして優勝したわけですけど、追い出したときに勝てると思いましたか?
「最後までわからなかったね。ゴールした瞬間は“あ〜良かった、届いた”っていうのが正直な気持ちだったよ」(次のページへ
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【有馬記念インタビュー】ロングインタビュー/オリビエ・ペリエ騎手【前編】
2001年のシンボリクリスエス。ペリエ騎手の有馬記念3連覇は
   
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