女性
【独女通信】忙しいと女もヒゲが濃くなる!?
2007年12月17日18時00分 / 提供:独女通信
「私、忙しくなるとヒゲが濃くなるの」。
こんな衝撃的な告白をするのは、編集者の祥子さん(35歳)。とは言え、祥子さんは男っぽいタイプではなく、華奢で顔立ちも女性的だ。忙しい日々を送りながら、お化粧もおしゃれも手を抜かない。「祥子さんがヒゲなんて、まさか」と思ったものの、「本当なの。忙しい時期に鏡を見ると、たいてい鼻の下がうっすら濃くなってるの」と真顔で祥子さんは言う。
医学的に見て、「忙しいと女性のヒゲが濃くなる」のはあり得ることなのか。そこで、「20代からの女性ホルモンバイブル」(河出書房新社)などの著書もある医師の中村裕恵先生に聞いてみた。
「近年、女性の身体が男性化する現象があるようです。この女性のように、ひげが濃くなるという以外にも、いろいろな症状がみられます。肌のきめ細かさがなくなって荒れてしまったり、髪のつやが失われて硬くなったり、声が低く太くなったり。また、イライラしたり、怒りっぽくなることもあります」。
こうした男性化の原因として考えられるのが、ホルモンバランスの崩れだという。
「女性の身体は思春期を過ぎると女性ホルモンの分泌が急激に増え、女性らしい体つきになります。女性ホルモンとは、卵巣で作られるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のこと。エストロゲンは女性らしさを、プロゲステロンは妊娠を維持させる役割を担っています。」
女性ホルモンは、脳にある下垂体と視床下部の指令を受けて作用するが、視床下部は自律神経の中枢でもあり、ストレスの影響を受けやすい。そのため、ストレスが溜まると女性ホルモンは変動しやすいのだという。
「女性のホルモンの分泌量は20〜30代では安定していますが、40〜50代になると一気に減少します。その際、引き起こされるのが更年期障害で、頭痛をはじめとして心身が不安定な状態になります」
ところで、男性の身体にはテストロテンと呼ばれる男性ホルモンだけが分泌される。しかし、女性の身体には女性ホルモン以外のほかに、わずかではあるが男性ホルモンが存在するという。
「健康な状態の時は、大量に分泌される女性ホルモンが男性ホルモンの働きを抑制していますが、何らかの原因で女性ホルモンが正しく分泌されなくなると、男性ホルモンの働きが表面化し、身体を男っぽくしてしまうことがあるのです。『女性のヒゲが濃くなる』などは、まさにこの状態です。こうした現象が起こる原因としては、ストレスや無理なダイエットなどが考えられます。特に20〜30代の女性は仕事や出産、子育てなど人生の中でも特に忙しい時期ですから、ストレスが溜まりやすいんです」
心と身体が安定した状態でいるためにも、女性はストレスを溜めない、またはストレスを解消できる方法を自分なりに見つけるのがいいだろう。
さて、祥子さんのような女性がいる一方で、お笑い芸人の友近が深夜のテレビ番組で「ミニスカートを履くようになったら、女性だということを身体が思い出したのか、生理不順がよくなった」と自身の体験を語っていた。この件についても聞いてみると、中村先生はこう語ってくれた。
「医学的に見ると、こうしたことが日常的に起こりうると判断する根拠はありません。ただ、人に見られたり、服装を変えて女性であることを強く意識したことで、人生に対する目的意識が高まったり、体力や気力が増して、身体の循環がよくなることはあり得ます。それが生理不順の改善に役立ったのかもしれませんね」。
仕事の場では男と互角に渡りあっていても、女性の身体はデリケートなもの。時には自分をいたわり、女性であることを意識する時間があってもいいのかもしれない。(吉田渓)
こんな衝撃的な告白をするのは、編集者の祥子さん(35歳)。とは言え、祥子さんは男っぽいタイプではなく、華奢で顔立ちも女性的だ。忙しい日々を送りながら、お化粧もおしゃれも手を抜かない。「祥子さんがヒゲなんて、まさか」と思ったものの、「本当なの。忙しい時期に鏡を見ると、たいてい鼻の下がうっすら濃くなってるの」と真顔で祥子さんは言う。
医学的に見て、「忙しいと女性のヒゲが濃くなる」のはあり得ることなのか。そこで、「20代からの女性ホルモンバイブル」(河出書房新社)などの著書もある医師の中村裕恵先生に聞いてみた。
「近年、女性の身体が男性化する現象があるようです。この女性のように、ひげが濃くなるという以外にも、いろいろな症状がみられます。肌のきめ細かさがなくなって荒れてしまったり、髪のつやが失われて硬くなったり、声が低く太くなったり。また、イライラしたり、怒りっぽくなることもあります」。
こうした男性化の原因として考えられるのが、ホルモンバランスの崩れだという。
「女性の身体は思春期を過ぎると女性ホルモンの分泌が急激に増え、女性らしい体つきになります。女性ホルモンとは、卵巣で作られるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のこと。エストロゲンは女性らしさを、プロゲステロンは妊娠を維持させる役割を担っています。」
女性ホルモンは、脳にある下垂体と視床下部の指令を受けて作用するが、視床下部は自律神経の中枢でもあり、ストレスの影響を受けやすい。そのため、ストレスが溜まると女性ホルモンは変動しやすいのだという。
「女性のホルモンの分泌量は20〜30代では安定していますが、40〜50代になると一気に減少します。その際、引き起こされるのが更年期障害で、頭痛をはじめとして心身が不安定な状態になります」
ところで、男性の身体にはテストロテンと呼ばれる男性ホルモンだけが分泌される。しかし、女性の身体には女性ホルモン以外のほかに、わずかではあるが男性ホルモンが存在するという。
「健康な状態の時は、大量に分泌される女性ホルモンが男性ホルモンの働きを抑制していますが、何らかの原因で女性ホルモンが正しく分泌されなくなると、男性ホルモンの働きが表面化し、身体を男っぽくしてしまうことがあるのです。『女性のヒゲが濃くなる』などは、まさにこの状態です。こうした現象が起こる原因としては、ストレスや無理なダイエットなどが考えられます。特に20〜30代の女性は仕事や出産、子育てなど人生の中でも特に忙しい時期ですから、ストレスが溜まりやすいんです」
心と身体が安定した状態でいるためにも、女性はストレスを溜めない、またはストレスを解消できる方法を自分なりに見つけるのがいいだろう。
さて、祥子さんのような女性がいる一方で、お笑い芸人の友近が深夜のテレビ番組で「ミニスカートを履くようになったら、女性だということを身体が思い出したのか、生理不順がよくなった」と自身の体験を語っていた。この件についても聞いてみると、中村先生はこう語ってくれた。
「医学的に見ると、こうしたことが日常的に起こりうると判断する根拠はありません。ただ、人に見られたり、服装を変えて女性であることを強く意識したことで、人生に対する目的意識が高まったり、体力や気力が増して、身体の循環がよくなることはあり得ます。それが生理不順の改善に役立ったのかもしれませんね」。
仕事の場では男と互角に渡りあっていても、女性の身体はデリケートなもの。時には自分をいたわり、女性であることを意識する時間があってもいいのかもしれない。(吉田渓)








