07年総括コラム〜〜米男子ツアー編その1 日本勢の勢力図〜〜
2007年12月21日11時45分 / 提供:生ゴルUSA
舩越園子の生ゴルUSA
米男子ツアーで戦う日本人選手のトップは00年から06年までの7年間、常に丸山茂樹のものだった。しかし、今季はその丸山がシード落ちの危機に瀕し、終盤戦の優勝争いの末の2位タイで最終賞金ランクを105位に上昇させてなんとか来季シード権を得たものの、日本人選手の先頭を行くというポジションは、とうとう今田竜二へ移行した。丸山大輔は賞金ランク149位でフルシード権を逃し、Qスクール最終ステージに挑戦したが失敗。来季は準シード資格で米ツアー数試合とネイションワイドツアー、日本ツアー、それぞれに参戦する予定だ。今季で米ツアー3年目を終えた今田は、年々、賞金ランクを着実に上げ、今年は65位となって来季のビッグな招待試合などの出場権も手に入れた。今年5月にはAT&Tクラシックでは初めての優勝争いに絡んだ。プレーオフで惜敗したとはいえ、14歳からアメリカで培ってきた実力が本物であることを印象付けた。08年は今田の初優勝が見られそうな予感がする。
一方、丸山はどうなのか。今季の低迷ぶりや賞金ランクの低迷ぶりを見れば、マルちゃんの時代は終わったと感じる方も多いかもしれない。だが、その丸山を「抜いた」立場の今田は「(シーズンの)最後の1、2週間にあそこまでできるのは、今までの経験と自信と、やっぱり精神力が強いんでしょうね。最悪の1年間を(最後の最後に)まあまあの年にできるっていうのが、やっぱり一流です」。
確かに、丸山が最後に見せた底力には目を見張るものがあった。地獄の底から這い上がる力は、これまで米ツアーでしのぎを削りながら身につけてきた丸山の何よりの財産であり武器である。彼が見せた強烈な「追い上げ力」は、残念ながら現在の今田や丸山(大)には、まだ見られない。「アメリカで10年、がんばりたい」という強い気持ちが続く限り、丸山は来季もまだまだ戦える。優勝争いに絡めば、プレッシャーがかかる中で勝利をつかむ確率は、やっぱり今田より丸山のほうが高いと言える。ただし、勢いと自信がついてきた今田のほうが丸山より優勝争いに絡む確率は高い。
今田は「今年は日本人選手のいいニュースが(アメリカでは)なかった」と振り返っていたが、来季は今田にも丸山にも活躍が期待できると私は思う。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)
・07年総括コラム〜〜米男子ツアー編その2 縮まりつつある格差〜〜 - 舩越園子の生ゴルUSA
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