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【有馬記念】牡馬に挑む牝馬最強世代の女王

【有馬記念】牡馬に挑む牝馬最強世代の女王

ダイワスカーレット

松田国厩舎 牝3歳
父アグネスタキオン 母スカーレットブーケ
通算成績8戦6勝 獲得賞金4億1159万円
主な勝ち鞍:07年桜花賞、07年秋華賞、07年エリザベス女王杯

 昨年のデビュー以来、8戦を消化し、すべてのレースで連対。先手をとって自分のペースへと持ち込み、後続を完封するレースぶりで、出走したすべてのGIをものにしてきた。今回は初めて牡の古馬との対戦となる。

 2歳時は新馬戦、中京2歳Sと2連勝。明け3歳となり初の重賞挑戦となったシンザン記念ではその後弥生賞を勝ち、皐月賞でも1番人気に推されたアドマイヤオーラに屈し、チューリップ賞では後に64年ぶりの牝馬のダービー馬となるウオッカに敗れたが、エリザベス女王杯が終わるまでに先着を許したのはこの2頭だけとなっている。

 デビュー戦から主戦を務める安藤勝騎手はライバル・ウオッカとの対戦していく中で、この馬にとってベストの騎乗法を確立していった。初対戦となったチューリップ賞では、負けはしたものの、ウオッカの脚をはかる乗り方をし、本番の桜花賞では早め先頭から、速い上がりで封じる策で見事に1冠目のタイトルを獲った。

 続くクラシック2戦目のオークス。ウオッカが早くからダービー挑戦を宣言していたことで、1頭だけ抜けた存在になるかと思われたが、その週になって感冒を発症し、痛恨の出走回避。そのまま休養に入り、秋に備えることとなった。

 迎えた秋緒戦、ダイワスカーレットはローズSで順調なスタートを切った一方で、ウオッカは予定していた凱旋門賞を断念という頓挫をはさんで秋華賞に挑んだ。ライバルが順調さを欠いたおかげというわけではないが、秋華賞でも先手をとって後続を封じるというレースぶりで見事に2冠目を勝ち取った。またこの勝利でウオッカとの対戦成績は2勝1敗でダイワスカーレットが勝ち越すことになる。

 そして古馬混合のエリザベス女王杯は当日になってウオッカが回避したことで、焦点は古馬との力関係だけになったが、なんなく逃げ切り3つ目のGIタイトル。

 しかし、これだけの素晴らしい戦績を残していても、世間の評価はウオッカを上位にとる見方もある。本来なら確定的であってもおかしくない最優秀3歳牝馬のタイトルもダービーを勝ったウオッカがいるおかげで、まだわからない状況だ。牡の古馬に混じってのレースになるが、ここで無様なレースはできないのだ。

 有馬記念はウオッカとの年度タイトルをかけた対決。またGI5勝馬となった兄ダイワメジャーとの初対戦ともなる。初の牡の古馬との対戦、初の距離、そして初の関東圏への輸送と、クリアしなければならない課題は多いが、頼もしい主戦・安藤勝騎手とのコンビでこの1戦に挑むめることは何よりの強み。自分のレースさえできれば自ずと結果はついてくるはずだ。

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