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【コラム】朝日杯、牝馬のフォーチュンが登録したワケは?

【コラム】朝日杯、牝馬のフォーチュンが登録したワケは?
フォーチュンワードは同距離、同コースで勝ち鞍がある唯一の馬。適性を武器に波乱を起こすか!? 写真一覧(2件)
 前週の阪神ジュベナイルFは抽選をくぐり抜けた6頭の1勝馬のなかから1、2着が出ました。出られるかどうかわからなかった、にも関わらずGIでキッチリ勝ち負けできる仕上げを施した陣営も、勇気のいることだったと思います。仮にここで賞金を加算できなければ、その後のローテーションにも影響を及ぼすことになりかねないからです。

 春のクラシックシーズンになれば、1勝馬はトライアルの出走すらままならなくなるケースがあります。特に距離路線、牡馬牝馬別の路線が確立しつつあるここ数年では、その傾向が顕著に表れていますね。
 とはいえ1勝クラスと2勝以上のクラス。そのレベルの差が大きくなるのは、大半の世代が3歳になってからです。2歳にはある程度冒険をしてでも、ドンドン強い馬にぶつけていく。レベルを図るためには、そういったことも必要になることがあるのです。

 さて、今週の朝日杯フューチュリティS。こちらは2歳GIですが、今年から牝馬も出走できるようになりました。ケースとして、阪神への輸送(ジュベナイルF出走のために)を嫌う関東の牝馬がこちらへ回ることは想定していましたが、正直いきなり今年から登録があるとは思いませんでした。しかも3頭も。
 現実的に出走できるのは古賀慎厩舎のフォーチュンワードの1頭になっていますが、この馬は決して侮れない存在です。

 新潟のデビュー戦は4番人気ながら、上がり3ハロン最速で快勝。続くダリア賞では11番人気の低評価を覆して2着。朝日杯で人気の一角を占めるスズジュピターと0秒3の競馬をしています。3戦目の芙蓉Sでも朝日杯と同じ舞台の中山1600mを牡馬相手に勝っているように、適性も大いに感じます。

 今回、本馬が阪神ジュベナイルFには向かわず、朝日杯に出走すると聞いたときは「輸送がダメなのかな?」と思っていました。しかし実はこれ、陣営が「今年の2歳牡馬なら十分勝てる!」と踏んで出走してきた、というのは考えすぎでしょうか?

 消去馬選定の法則に当てはめれば、常識的に考えて真っ先にオミットされる馬のはず。ですが、私にはこの馬を軽く扱えない“何か”を感じてなりません。(新関力)
【コラム】朝日杯、牝馬のフォーチュンが登録したワケは?
新関力…元JRA調教師。82年の桜花賞馬リーゼングロスなど数
   
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