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【コラム】阪神ジュベナイルF/本当に強かったのは?

【コラム】阪神ジュベナイルF/本当に強かったのは?
トールポピーの鞍上、池添騎手は、平成17年のエリザベス女王杯以来、久々となるGIの美酒に思わずガッツポーズ! 写真一覧(2件)
 このレース、まずいえるのは、想定外の出来事が多かったということだろう。少し立ち後れてエイムアットビップが控えた、これまで差して結果を出してきた岩田のエイシンパンサーが逃げた、そしてペースが思ったよりも速くなった……。

 ひと言でいえば「レースは生き物」ということだが、ほとんどの鞍上の思惑が外れた結果、馬もどこか落ち着かない感じで、ぶつかったり、ごちゃついたりが多く、スムーズな競馬とは言い難い流れになった。

 そんな流れを味方につけたのが、勝ったトールポピーであり、2着のレーヴダムールだ。

 特にトールポピーは、先行勢がゴチャゴチャとやり合うなか、冷静にジックリ構えた池添の好騎乗といえると思う。直線の伸び脚は見応えのあるものだったが、それも馬を信じて仕掛けを我慢できたからこそのものだからね。

 レーヴダムールもキャリア1戦とは思えない走りを披露してくれた。展開に恵まれたのは確かだが、そのレース振りは高い素質を感じさせた。これからが楽しみな馬だと思う。

 さて、1、2番人気のオディールとエイムアットビップだが、これはどちらも、早めに動いたことが裏目に出た形だ。特に前者は、外からカレイジャスミンに被せられて動かざるを得なかっただけに、展開上致し方ない早仕掛けだったと思う。

 こういう負け方の時は、案外乗り手はサバサバしているもの。能力や、不利で負けたわけじゃないからね。

 むしろ、「こんな展開でこれだけやれたんだから、自分の馬が一番強い」なんて思っているかもしれない。実際、オディールとエイムアットビップは、展開次第で逆転できる力を証明したと思う。(坂井千明)
【コラム】阪神ジュベナイルF/本当に強かったのは?
坂井千明…元JRA騎手。現在は競馬番組キャスター(ウハウハ競
   
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