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戦争なんかしている場合じゃない。地球環境、自然災害が優先だ

2007年11月29日11時40分 / 提供:PJ

pj
戦争なんかしている場合じゃない。地球環境、自然災害が優先だ
「ペンの日」懇談会。松山市、盛岡市の『平和の日』集いで、即興でつくった自作の曲を披露する、新井満常務理事。東京・千代田区の東京會舘で。(撮影:穂高健一、26日) 写真一覧(5件)
地球環境と自然災害の取組みは、現代社会のなかで最も重要な課題だ。来年7月には北海道洞爺湖サミットが開催される。主な議題は地球温暖化などの環境問題となる見通し。

 他方で、日本ペンクラブが来年2月22日(金)から25日(月)の4日間にわたって、世界P.E.N.フォーラム「災害と文化」を開催する。後援は国際ペン。場所は東京・渋谷区のスペース・ゼロ(500人収容)。同主催による国際イベントとしては、初めて一般公開される。

 11月26日『ペンの日』に、日本ペンクラブは東京・千代田区の東京會舘で記者会見をおこない、『世界P.E.N.フォーラム「災害と文化」・叫ぶ、生きる 、いきなおす』の開催内容を発表した。

 阿刀田高会長は冒頭、「世界を見渡したとき、スマトラ沖地震、米国南部のハリケーン、各地の洪水、干ばつ、火山噴火、津波など、さまざまな災害がいまなお人間を苦しめ、生活を脅かしています。自然災害は絶えることはありません。文学はこうした災害をどう表現してきたのか。災害に対して、文学はなにを訴えられるのか」と課題を述べた。

 自然災害にたいして文学のみならず、音楽、映像の分野でも優れた作品が創(つく)られている。「それら作家や制作者が集い、それぞれの視点から災害を語り、考え、新たな展望を切り開く。そのための国際フォーラムです。文化的表現と災害が出合う、世界でも初めての試みです」と説明がなされた。

 総括責任者の浅田次郎専務理事は、「人間は何千年前から、自然と闘い続けてきました。自然との戦いが終わったわけではない。私たちは、そのことを忘れていないか。戦争なんかしている場合じゃない」と述べた。

 吉岡忍常務理事から、全体の概要説明がおこなわれた。ジャンルとしては俳句・短歌、小説の朗読劇、映画、コンサート、小説など。「小説の場合は、原作者が自ら朗読します。そこに映像とライブで音楽を付けくわえます」。そのうえで、出演者の紹介があった。

 日本側からは、基調講演『災害と文化』として大江健三郎、朗読劇「リトルボーイ、ビッグ・タイフーン」井上ひさし、小説「安政大変」出久根達郎、コンサート「ニ・イ・ガ・タ」新井満、小説「浅間」立松和平、エッセイ「火山列島に生きる」高田宏、短歌・俳句「阪神大震災」俵万智・黒田杏子選の朗読など、ほか。

 海外からは、小説「温故一九四二」劉震雲(中国)、映画「そして人生はつづく」監督:アッバス・キアロスタミ(イラン)、演奏「Make Levee Not War」デイビッド&ロゼリン(米国)、小説「サラブレットに乗った小悪魔」アルバート・ウェント(サモア)、小説「黄金色の女たちの石」クワイユーン・ルークジャン(タイ)など、ほか。

 吉岡忍常務理事は、世界フォーラムの狙いについて、「従来の自然災害の考え方とは違った光をあてたい。自然災害をどう防災をするのか、どのような危機管理をおこなうのか。それ自体はとても大事なこと。だが、それだけではない。自然災害で現れた人間の姿、社会のもつ隠された面、それらを明らかにしていく必要があります。この大会で、自然災害のイメージとか、観念とか、考え方とか、奥行きの広がりを求めていきたい」と述べた。

 国際会議や国際フォーラムはふつう最終日に総括で、統一見解を発表する。「今回はそれをやりません」と高橋千劔破(ちはや)常務理事が話す。インターナショナル・スピークアウトを1時間半おこなう。

 「プログラムのなかで参加した人、企画全体の協力者、日本ペンクラブ会員が、一人ひとり短い時間でリレートークをおこないます。それぞれがこの4日間を通じ、なにを考えたか。どう思ったのか。一言ずつ語っていただきます。それをもって総括に代えさせていただきます」と説明した。

 参加費は1イベント・1000円の安さに抑えている。会場に450人が入っても、合計45万円の収入。一つのイベントには200万円以上かけている。

 「世界大会ですから語学対応で、外国人の方には英文テキストが配布されます。国を問わず、一般の参加を期待しています」と、広報担当役員の松本侑子常務理事が強調した。【了】

■関連情報
申込み開始:12月1日から
問い合わせ、申込み先:世界P.E.N.フォーラム「災害と文化」事務局
FAX:03−3814−6904 Eメール:penforum@b-comm.gr.jp
空席状況:日本ペンクラブHP

記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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