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【コラム】1勝馬の出走枠は狭き門/阪神ジュベナイルF

【コラム】1勝馬の出走枠は狭き門/阪神ジュベナイルF
新関が「素質はGI級」と認めるエイシンパンサー。最も大きな障壁は出走抽選か? 写真一覧(2件)
 今週の阪神ジュベナイルFはフルゲート18頭に対して29頭が登録していました。うち、16頭が1勝馬(マル地のアルペンリリーは除外対象)で、そのうち6頭に出走枠が抽選で与えられます。最終的に1勝馬の出走希望は11頭になったようですが、それでも約1/2の狭き門。なかには前哨戦のファンタジーSで3着の実績があるエイシンパンサーなど楽しみな馬が何頭かいますが、それらも除外の可能性があるのです。

 中央競馬の賞金システム上、これは致し方ないこと。ただ、重賞で勝ち馬と肉薄した実績馬が出走できないとなると、ファンにとっては興ざめになるのではないでしょうか。
 私自身、最も魅力を感じていたのが、このエイシンパンサーでした。6月の新馬戦で勝ちあがった本馬ですが、その内容が秀逸。1200m戦では決定的になる3馬身1/2の差をつけ、かつ上がり33秒9の末脚を見せてくれました。しかも上がりタイムで見れば、次位の馬とはなんと1秒1もの差があったのです。

 その次位の馬が、実は後にファンタジーSを勝つオディールでした。オディールのほうは10月初週のりんどう賞2着からファンタジーS。一方、エイシンは9月の新潟2歳S以来の休み明け。その分の差が出たように思えてなりません。阪神JFでは叩き2走目になるエイシン。確実に差し脚を伸ばしてくる馬ですので、抽選さえクリアできればかなり上位の評価をしたいところです。

 さて、手前ミソになってしまいますが、私も1981年に阪神JFの前身になった「3歳牝馬S」というレースで1番人気になった馬を出走させていました。結果は勝ったビクトリアクラウンから0秒8差の8着に終わりましたが、そのビクトリアクラウンは後にエリザベス女王杯を勝つ馬。で、敗れた私の馬はというと、後に桜花賞でGIタイトルを獲らせてくれたリーゼングロスです。

 世代のチャンピオンを決めるレースでは、やはり素質ある馬が多く出走してくるものですし、またそうであってほしいという想いもあります。去年の阪神JFを見ると、後にGIを勝つ馬が計4頭(11月終了時点)も出走していました。世代の勢力図を占う、先々の馬券戦略を見据える、そういった視点でレースを観てみるのも面白いかもしれません。(新関力)
【コラム】1勝馬の出走枠は狭き門/阪神ジュベナイルF
新関力…元JRA調教師。82年の桜花賞馬リーゼングロスなど数
   
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