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動物の毛って?! 第八回ミルヴェ教室開催=秋田市大森山動物園

動物の毛って?! 第八回ミルヴェ教室開催=秋田市大森山動物園
開始時間5分前には、事前に受付をした入園者が次々にやってきた。(撮影:北島 要子/11月25日) 写真一覧(5件)
【PJ 2007年11月27日】− それまでの真冬並みの寒さから一転、昼ごろには気温10度を超える暖かさとなった25日、秋田市大森山動物園で第八回ミルヴェ教室『動物の毛』が開催された。

 今回は、羊の毛でマスコットを作る体験メニューが含まれていたせいもあったのか、会場である研修ホールには、事前に整理券を受け取っていた入園客40名程度が訪れるという盛況ぶりであった。

 この日の講師は、飼育展示担当 渡辺 一氏(技能主査)。講師をはじめサポートについたスタッフ7名は、カピバラやペンギン、ヤギ、羊といったふれあい広場の動物たちを担当をしているということで幼い子供と触れ合う機会も多いのか、終始子供に優しい笑顔を向けての進行であった。

 今回の教室は、動物の毛のお話・動物の毛に関するクイズ・羊の毛を使ったマスコット作り、という盛りだくさんの内容で開催された。

 動物の毛についての話の中では、動物の毛は防御の役割も果たしているという確認のためにハリネズミの生体を直接触ることができたり、クイズを解く際には実際にウサギやチンチラの生体(これは触れなかったが)を見て考えることができるなど、所々で参加者が飽きない工夫がされていた。

 ハリネズミが登場した際には、直接触れるとあってか大人も子供も関係なく手を出して触り、あちらこちらで

「チクチクするー」
「痛かった?」
「ぜんぜん痛くなかったー」

 というような親子の会話が交わされ、突然の小さな講師の登場に喜ぶ声があがっていた。

 また、マスコット作りの際は、職員が手作りで作成したとおもわれる『みんなで作ろうひつじさんのマスコット』というチラシが配布され、表には子供向けの初級編、裏には大人向けの上級編が印刷してあった。

 作り方は、手芸用のカラーモールを芯(しん)として周りに羊の毛を巻きつけていくという方法で、芯となる形を作るのが難しいのか、ほとんどのテーブルでは親御さんが子供に教えながらやっているうちに自分のほうが楽しんで作っている、という様子であった。子供の中には、自分なりに格好良くモールの見栄えを整えたり、余ったモールでマスコットの上に載せる人型をつくる子供がいるなど、子供の発想力が遺憾なく発揮されたひと時となったようである。

 完成したマスコットは、親子で並べたり向かい合わせにして遊んだり、中には一生懸命作ったにも関わらず、子供に「下手〜」と言われて苦笑いしている親御さんがいたりと、スタッフだけでなく参加者も笑顔の絶えない時間になったようだ。

 教室の最後には、クイズの全問正解者にプレゼントされる予定だったクジャクの羽を、該当者が居なかったために、急きょ、講師の渡辺氏と参加者一人ひとりがじゃんけんをし、勝った人にプレゼントするというハプニングもあった。この際も、最後だからということなのだろうか、あらかじめ講師がグーを出すと教えておいて全員に行き渡るようにするなどの気配りがされるなど、今期最後の教室は参加者全員が笑顔での終了となった。

 今回で今期最後となるミルヴェ教室を振り返って、普及企画担当の阿部主事にお話を伺ったところ、「毎月1回のペースで計8回行われたミルヴェ教室でしたが、スタッフは回を重ねるたびに、反省点や良かったところをふまえつつ、知恵を絞りながら企画をしてきました。至らぬ点もあったかと思いますが、子供さんのみならず親御さんも笑顔で参加されている姿が見られた時は、大変うれしく思いました。今後の開催については現段階では未定となっておりますが、もしまたこのような企画を開催する機会があれば、さらによりよいものを目指していきたいと思います。特にお子さんはもちろんですが、大人の方も心から楽しめるような企画を目指したいと思います」
とのコメントをいただいた。

 このコメントにもあるとおり、ミルヴェ教室は今回でいったん終了となり、来期にまたやるかどうかは未定であるという。今回の教室終了後には、参加していた親御さんから「次はいつですか?来年も開催されますか?」
という質問が出ていたことを考えると、ぜひ来期も実施して欲しいと思う。
何より、実際の動物や動物たちにかかわるモノを目の前にして話を聞いたり何かを作ったり、というのは動物園ならではの醍醐味(だいごみ)であり、子供にとって理屈ではなく感覚的にいろいろなことを学べるよい機会なのではないだろうか。【了】

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パブリック・ジャーナリスト 北島 要子【 秋田県 】
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